【iDeCo】始める時期は早い方が良いのか?30・40・50歳で比較!

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iDeCo(イデコ)とは、『個人型確定拠出年金』のことです。
公的年金とは別に老後資金を積み立てることができる私的年金制度です。

「iDeCoを始める時期は、早い方が良いの?」

「50代でiDeCoを利用できるの?」

などのあなたの疑問を解消します。

『iDeCo』を活用しないで、銀行普通貯金だけの人は、金利が「年0.10%から年0.15%」ですから、元金が増える金額はたかが知れています。

そこで、老後資金を備えるために『iDeCo』を活用した人を、30歳、40歳、50歳シュミレーションし、比較してみましょう。

【iDeCo】始める時期は早い方が良いのか? 30・40・50歳で比較した結果は?

『iDeCo』を始めるのは、

①掛金の全額が所得控除の対象
所得税や住民税の負担が抑えられる
②金融商品の売却による運用益が非課税
運用益が出た場合の20.315%の税金が課税されない
③資産を受取るときにも税控除
「退職所得控除」や「公的年金等控除」が受けられる

という「3つの税制優遇」というメリットがあるからですね。

『iDeCo』のことを基礎から知りたいという方は、こちらを参考にしてください。
⇒『【初心者向け】iDeCoとは?始めるべきか簡単に基礎からわかる!

資産運用を始めたい方は、こちらをご覧ください。
【スマホで学べる資産運用】

それでは、30歳、40歳、50歳でシュミレーションしてみます。

前提は、

公務員の上限である「月額12,000円」
年額144,000円を掛金として、
「60歳」まで、
運用利回り「3%」

で積み立てたとします。

また、配偶者と扶養する子供は、比較しやすいように「無し」とします。

30歳から始めると!

「月額12,000円」を30年間積み立てると、元本は「4,320,000万円」です。

では、『iDeCo』で運用すると、

運用益を合わせると、非課税ですから「526,921円」となります。

さらに、「所得税」と「住民税」が優遇されるメリットがあります。

年間「29,100円」、30年間で「869,100円」も節税できることがわかります。

そして、さらに、受取時のメリットがあります。

ちなみに、5年間で受け取る場合は、

1,331,410 ÷ 12 = 110,950

となり、公的年金の他に、
月額「110,950円」がプラスとなりますから老後も安心ですね。

40歳から始めると!

「月額12,000円」を20年間積み立てると、元本は「2,880,000万円」です。

30歳から10年間遅くなりますから、当然、元本も少なくなりますね。

では、『iDeCo』で運用すると、

運用益を合わせると、「210,461円」となります。

さらに、「所得税」と「住民税」が優遇されるメリットです。

年間「29,100円」、20年間で「581,100円」も節税できます。

そして、受取時のメリットが下図です。

ちなみに、5年間で受け取る場合は、

770,617 ÷ 12 = 64,218

となり、公的年金の他に、
月額「64,218円」がプラスとなりますから一安心ですね。

さて、注意点ですが、40代では、
「子供の教育資金」「住宅購入資金」が必要になると思われます。

『iDeCo』は、資金を60歳になるまで原則として引き出すことはできないので、それらの準備資金には適していません。

ただし、1年ごとに掛金の見直しができますから、出費が多くなる年は、掛金を下げるなどの対策はすることになるかもです。

50歳から始めると!

「月額12,000円」を10年間積み立てると、元本は「1,440,000万円」です。

30歳と比較しますと20年も遅くなりますから、当然、元本は少なくなりますね。

では、『iDeCo』で運用すると、

運用益を合わせると、「47,410円」となります。

さらに、「所得税」と「住民税」が優遇されるメリットは、

年間「29,100円」、10年間で「291,000円」の節税となります。

30歳と比較しますとすごく少なく感じますが、29万円を税金で支払うよりはお得ですね。

そして、受取時のメリットが下図です。

ちなみに、5年間で受け取る場合は、

334,675 ÷ 12 = 27,889

となり、公的年金の他に、
月額「27,889円」がプラスとなります。

運用しないよりは、ちょっとしたお小遣いとなりますね。

なお、
50代でiDeCoを利用するなら、注意すべき点があります。

それは、「iDeCoの老齢給付金」を60歳から受け取るには、原則として10年以上の期間が必要になるということです。

10年に満たない場合は、通算加入者等期間に応じて、受け取りできる年齢が65歳まで段階的に引き下げられますので注意してください。

まとめ

今回は、

『【iDeCo】始める時期は早い方が良いのか?30・40・50歳で比較した結果は?』

と題しまして、

「iDeCoを始める時期は、早い方が良いの?」
「50代でiDeCoを利用できるの?」

などの疑問に向けて、『iDeCo』を活用した人30歳、40歳、50歳でシュミレーションし、比較してみました。

その結果は、
早い段階から『iDeCo』を始めて、長期で運用すればメリットを受けやすい!ことがハッキリとしました。

結論は、

「節税メリット」や「複利効果」を十分に得たいのであれば、20代、30代の若いうちに『iDeCo』を始めたほうが効果的!と言えます。

資産運用を始めたい方は、こちらを参考にしてください。
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「ふるさと納税」と「iDeCo」は併用できるかと疑問を持った方は、こちらを参考にしてください。
⇒『ふるさと納税とiDeCo!併用できるのか?税金はどうなるのか?

「どの運用商品を選べば良いか」については、こちらをご覧ください。
『【iDeCo】結局どの運用商品を選べば良いのか?肝心のおすすめ品が無い理由』

そして、注意すべきことは、
「iDeCoの老齢給付金」は60歳まで原則として引き出すことはできない!というところです。

「子供の教育資金」や「住宅購入資金」が必要になっても『iDeCo』の資金は当てにできませんので、ご注意を!

最後まで読んで頂きありがとうございました

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