【やっと解った】扶養とは?「103万の壁」や「130万の壁」とは?

生活

こんにちは!ジン坊です。

よく「103万の壁」とか
「130万の壁」とか
聞くけど何のこと?

そもそも「扶養」とは、
どういうことなの?

75歳以上の人は扶養できないの?

『扶養』『〇〇の壁』については、よくわからない人も多いと思います。
そのような方の疑問をFPの私が解消します。

この記事を最後まで読んで頂くことで、

①そもそも『扶養』とは?
②「扶養から外れる」ってどういうこと?
③「103万の壁」とは?
④「130万の壁」とは?
⑤その他の壁
⑥後期高齢者医療制度と扶養について

が解るようになります。

扶養とは?「103万の壁」や「130万の壁」とは?

『扶養』には2つの種類があります。

1つは「税法上の扶養」であり、
もう1つは「社会保険上の扶養」です。

まずは、「扶養」を理解して、次に「壁」とは何かを見ていきましょう。

では、順番に

①そもそも『扶養』とは?
②「扶養から外れる」ってどういうこと?
③「103万の壁」とは?
④「130万の壁」とは?
⑤その他の壁
⑥後期高齢者医療制度と扶養について

を説明します。

そもそも『扶養』とは?

『扶養』とは、一般的に、
「自分の生活を自分で維持することができない者に対して、その生活を援助するため何らかの給付を行うこと」をいいます。

つまり、
本来支払わなければならない「所得税や住民税の一部」が免除(控除)されるのです。

所得税法では、
扶養される方の給与収入額の上限は
「103万円」
と定められています。

私は陸上自衛官でしたので、OLだった妻は、私と結婚したことで私の扶養者となり、
「扶養手当」が支給されるし、
「健康保険」などの掛け金も支払わなくてよくなったのです。

これが「扶養内」の状態、つまり、
「103万の壁」を超えていない状態ですね。

そして、
パートなどの給与収入が「103万円」を超えたとしても、給与収入が「130万円以下」
であれば扶養からは外れません!

ただし、
「103万の壁」超えましたので、
扶養される方は「所得税」を支払うことになります。

これが、「税法上の扶養」のことです。

「扶養から外れる」ってどういうこと?

『社会保険』の扶養となる人は、
自分で保険料を支払うこと無く、

健康保険に加入することができるようになります。

これがもう一つの「社会保険上の扶養」のことです。

ちなみに、
『社会保険』とは、
「健康保険」「厚生年金保険」の総称です。

そして、

「扶養から外れる」ということは、
一般的には、『社会保険』を自分で支払うことを意味します。

なお、
「健康保険」「厚生年金保険」については別の記事で書いていますので、どうぞご参考にしてください。
『「健康保険」について知りたい!【種類・加入・保険料】はどうなっているのか?』
『国民年金と厚生年金の制度の違いや支払いはどうなっているのか?』

「103万の壁」とは?

『103万円』!

それは、
税法上の扶養」とするための給与収入の
限度額を指しています

前述しましたとおり、
扶養される方の給与収入が103万円以下であれば所得税の扶養に入ることができます。

ここで注意すべきポイントは、
この給与収入には所得税法上非課税となるもの、例えば「通勤手当」などは含まれません

「130万の壁」とは?

『130万円』!

それは、
社会保険の扶養」とするための給与収入の
限度額を指しています

扶養される方(例えば奥様)の勤務する会社が従業員500人以下の場合に、130万円未満となります。

ここで注意すべきポイントは、
この社会保険上の給与収入には、
所得税法上非課税となる「通勤手当」なども含まれるというところです。

なお、
扶養される方の勤務する会社が従業員500人超の場合には、給与収入が「106万円未満」であれば社会保険の扶養に入ることができます。

エピソード

私が自衛官でいた時の思い出話です。

友人の自衛官の奥様はパートで働いていました。
とうぜん、収入が年額130万円を超えたら扶養から抜けてしまうこともご存じでしたので
月に10万円以上にならないよう気をつけていました。

12月に奥様のパート仲間が体調不良のため、その数日間も奥様が臨時で働くことになったのです。
その後、
店長さんは、「頑張ってくれたので、給料の他にちょっとだけとボーナスを出すよ。」
ということで、給料と合わせてその月は15万円となり、
旦那様も奥様も大喜び!

さて、
自衛隊の扶養認定条件の中に、

月額108,333円を数ヶ月続けて超過した際、
雇用状況を確認し取消となる場合もあり!

という内容があり「3か月間」を基準としています。
つまり、
3ヶ月の月平均が108,333円を超えた時期があれば、扶養取消となるのです。

今回の場合は、
10月 10万
11月 10万
12月 15万
合計 35万円

3ヶ月で割ってみますと、116,666円!
なんと、108,333円を超えています。

このように、
扶養認定条件によって扶養を外れる場合があるので注意しましょう!

その他の壁

「103万の壁」や「130万の壁」の他にも
『150万円の壁』『210万円の壁』がありますので、簡単に触れておきます。

『150万円の壁』

年収150万円を超えると、
配偶者は「配偶者控除」を受けられなくなります

『201万円の壁』

年収201万円を超えると、
配偶者は「配偶者特別控除」を受けられなくなります

 

小まとめ

ここまで、
「税法上の扶養」「社会保険上の扶養」
及び「壁」について説明しました。

超簡単にポイントをまとめますと

社会保険の扶養は、130万円まで!
所得税の扶養は、201万円まで!

と覚えておくのがいいですね。

後期高齢者医療制度と扶養について

扶養していた方が75歳になると「後期高齢者医療制度」の適用者となります。
そのため、社会保険や健康保険上の扶養に入ることはできなくなります

もし、扶養していた方(例えばお母さま)が75歳になったら、
扶養から外れるということでしょうか?

という疑問が出ると思います。

そこで、
簡単に「後期高齢者医療制度」「扶養控除」について説明して、次にそれらの関係を見ていきましょう。

「後期高齢者医療制度」とは、

自衛官の被扶養者となっていた方が、75歳になると自動的に健康保険の被扶養者から外れ、「後期高齢者医療制度」の被保険者となります。

被扶養者となれば、今までは「保険料の負担」がなかったのに、その後は、
ご自身で保険料を負担することになります。

「扶養控除」について

「所得税の扶養控除」の対象となるのは、
年間所得金額が38万円以下の場合です。

給与や年金は、一定の控除額がありますので、

給与収入の場合には、年間103万円以下
年金収入の場合には、年間158万円以下

であれば、年間所得が38万円以下となり、
扶養控除の対象となります。

「後期高齢者医療制度」と「扶養控除」の関係

さて、
「後期高齢者医療制度の被保険者」となり、
「社会保険が自衛官の扶養から外れた場合」ですが、

所得税を計算する際の扶養控除には、
一切影響がありません!

なぜなら、

所得税は、所得が38万円以下であることが基準ですから、社会保険の取り扱いに変更があっても
年金収入が年間158万円以下であれば
「扶養控除」が適用
できるのです。

つまり、
「節税」になりますよ。

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扶養のまとめ

今回は、

『【やっと解った】扶養とは?「103万の壁」や「130万の壁」とは?』

と題しまして、

よく「103万の壁」とか「130万の壁」とか聞くけど何のこと?

そもそも「扶養」とはどういうことなの?

75歳以上の人は扶養できないの?

などの疑問を持っている方に向けて

①そもそも『扶養』とは?
②「扶養から外れる」ってどういうこと?
③「103万の壁」とは?
④「130万の壁」とは?
⑤その他の壁
⑥後期高齢者医療制度と扶養について

の順番で答えました。

ポイントは、
「扶養」には、
「税法上の扶養」「社会保険上の扶養」の2つの種類がありました。

その際、
「103万の壁」があり、これは、

扶養される方の給与収入が、
103万円以下であれば

「所得税の扶養」に入ることができるということでした。

そして、
「130万の壁」は、

「社会保険の扶養」とするための給与収入の限度額を指していて、

扶養される方の勤務する会社が
従業員500人以下の場合に、130万円未満
あれば「社会保険の扶養」に入ることができました

また、
75歳になると自動的に「後期高齢者医療制度」
の被保険者となり健康保険の被扶養者から外れることがわかりました。

しかし、
扶養される方の年金収入が年間158万円以下であれば「扶養控除」が適用できました。

最後まで読んで頂きありがとうございました

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