自衛隊の【単身赴任手当】!支給額及び支給条件と注意すべき点は?

自衛隊

ご家族と一緒にいることは一番良いことですが、自衛官には異動が付きものですね。

「子どもを転校させたくない!」

「妻が仕事をしていて、辞めさせたくない」

「マイホームを買ったばかり・・・」

などの理由で、新たな転勤先に家族で引っ越すことができない場合『単身赴任』を考慮することになると思います。

『単身赴任』になった場合にはきちんと手当が支給されます。

この記事を最後まで読んで頂くことで、

①「単身赴任手当」とは?
②「単身赴任手当」の支給額
③「単身赴任手当」がもらえる条件

が解ります。

それでは、実際に「単身赴任手当」を頂いた陸上自衛隊OBである私が、わかりやすく説明しますね。

また、「単身赴任」のメリット・デメリットについて「夫」と「妻」の立場での記事も書いていますので参考にしてください。なお、本ページはプロモーションが含まれています。

「単身赴任」の「夫」の立場からのぶっちゃけは、こちらをご覧ください。
『単身赴任の7つのメリット・デメリット!夫の立場でぶちゃける』

「単身赴任」の「妻」の立場からのぶっちゃけは、こちらをご覧ください。
『【実体験】夫が単身赴任!6つのメリットとデメリットを妻がぶちゃける』

自衛隊の【単身赴任手当】!支給額及び支給条件と注意すべき点は?

まず前提として、「単身赴任」とは、家族を残し一人で転勤することです。

そのため、
結婚していない独身の人が転勤することは、単身赴任とは言えません。

それを踏まえたうえで、

①「単身赴任手当」とは?
②「単身赴任手当」の支給額
③「単身赴任手当」がもらえる条件

について順番に説明します。

なお、「各種手当」のまとめ記事は、こちらをどうぞ!
『【自衛隊の手当一覧】給料アップにつながるテクニックを披露!』

「単身赴任手当」とは?

「単身赴任手当」とは、
人事異動により、元々家族と住んでいた家に家族を残し、転勤先に一人で住んでいる場合に支給される手当のことです。

命令とはいえ、住んでいた自宅の家賃や家族の生活費に加え、新たに一人暮らしをする際の家賃や光熱費など多くのお金がかかります

単身赴任手当は、その負担を少しでも軽くするためのものです。

なお、当然ですが、引越し件数の多い時期は、引越し料金は割高になりますよね。

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「単身赴任手当」の支給額

「単身赴任手当」の基礎額は、
月額30,000円であることが人事院の規則で決められています。

そして、
転勤先の家家族の住む家までの距離に応じて、さらに加算された額がもらえるようになっています。

支給額は、『家族と住んでいた自宅』から『転属先の自衛官の居住地』までの距離で決まります。

注意すべき点は、
『旧勤務地』から『新勤務地』まで
ではありませんので、気を付けましょう!

さて、
「支給額」を一覧表にしてみましたので、図を見てください。

ざっくりと「都心までの距離」がわかる地図は次のとおりです。

「単身赴任手当」がもらえる条件

公務員の「単身赴任手当」が支給されるには、以下の4つの条件を満たす必要があります!

① 人事異動に伴う転居である
② やむを得ない事情により別居する必要がある
③ 単身である
④ 通勤が困難である

では、順番に見ていきましょう。

①人事異動に伴う転居である

当然のことと言えば当然ですが、あくまでも「人事異動」に伴う転居であることが条件です。

現在の定期異動は、

・春の3月期
・夏の8月期

の2回あります。

そして、近年は、冬の12月期の異動も当たり前になってきましたね。

注意すべき点は、
自分の都合で転居し、配偶者と別居しても手当は支払われません

②やむを得ない事情により別居する必要がある

手当をもらうためには、しっかりとした別居する理由が必要となります。

・配偶者が、自分や配偶者の両親を介護する
・配偶者が、学校その他の教育施設に在学する子どもを養育する
・配偶者が現在の勤め先に引き続き就業する
・配偶者が所有する住宅を管理するため、引き続き居住する
※参考:人事院規則9-89

など、明確なやむを得ない事情が必要です。

注意すべき点は、
「うそ」や「偽り」はいけません!

必ず、ちょっとしたことからばれますよ!!

③単身である

「異動当初の1ケ月だけ、家族と別居!」
という理由では、手当は支払われません。

常に「単身」、つまり、
ひとりの生活であることが手当の支払われる条件です。

④通勤が困難である

人事院規則によりますと、

『家族と住んでいた自宅』から
『転属先の自衛官の居住地』まで
の距離(通勤距離)が60km以上ある場合は、通勤困難と条件が認められます。

もしくは60km未満であっても、通勤方法・通勤時間の状況から通勤が困難である場合も通勤困難と認められることがあります。

単身赴任手当のまとめ

今回は、

『自衛隊の【単身赴任手当】!支給額及び支給条件と注意すべき点は?』

と題して、陸上自衛隊OBが

①「単身赴任手当」とは?
②「単身赴任手当」の支給額
③「単身赴任手当」がもらえる条件

について順番に説明しました。

①「単身赴任手当」とは?
人事異動により、元々家族と住んでいた家に家族を残し、転勤先に一人で住んでいる場合に支給される手当のことでした。

②「単身赴任手当」の支給額は、
基準額が月額30,000円であり、距離に応じて、さらに加算された額がもらえるようになっていました。

③「単身赴任手当」がもらえる条件では、

✔ 人事異動に伴う転居である
✔ やむを得ない事情により別居する必要がある
✔ 単身、つまり一人である
✔ 通勤が困難である

の4つが支給される条件であり、すべてを満たす必要がありました。

なお、「各種手当」のまとめ記事は、こちらをどうぞ!
『【自衛隊の手当一覧】給料アップにつながるテクニックを披露!』

さらに、
「地域手当」「広域異動手当」「通勤手当」についても別の記事で書いていますので、ご参考にしてください。
『自衛隊の【地域手当】とは?支給される駐屯地を表にしてみた!』

『知る人ぞ知る!自衛隊に支給される【広域異動手当】とは?』

『自衛隊の【通勤手当】はいくらもらえるの?ガソリン代や高速代は?』

最後まで読んで頂きありがとうございました

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