日産『ノート』及び『ノート オーラ』は、
「衝突安全性能」と「予防安全性能」などを総合評価される「自動車安全性能2021」において、最高評価にあたる5つ星、「ファイブスター賞」を獲得したと2021年10月27日に発表されました。
『ノート』にも『ノート オーラ』にも
最先端の全方位運転支援システム
「360°セーフティアシスト」
を標準装備されています。
360°!
つまり、全方向に安全支援機能がついているよ!
という運転手には超嬉しい限りですね。
しかし、読者の中には、
「前方の安全機能はわかるけど、360°は言い過ぎでは?」
「360°の安全支援機能って、どんなものがあるのかな?」
という方もいると思います。
そこで、今回、
日産『ノート』及び『ノート オーラ』には、
360°の安全性能を保つため、標準でどのような機能を備えているのか?
を解説しますね。
日産ノートとオーラの安全性能
新型ノートとオーラは、日産の技術が詰まった
ちょっと未来を感じるコンパクトカーです。
そして、新型ノートもオーラにも、
ぶつかる前の「予防安全性能」と
ぶつかった後の「衝突安全性能」など
多彩な先進の安全技術が搭載されています。
ぶつかる前の「予防安全性能」には、
最先端の全方位運転支援システムの
「360°セーフティアシスト」を標準装備しており、その支援システムを支えるのが、
5個のカメラと3個のミリ波レーダー、さらに8個のソナーです。
さらに、
ぶつかった後の「衝突安全性能」には、
車体骨格を超ハイテン材を使用して強化したり、7つのエアバッグを装備したりと乗員保護性能のすべての評価で、最高レベルを獲得しているのです。
ただし、
「ぶつかった後の安全性能も大切だけど、
できればぶつからないようにサポートして欲しい」
「ぶつからないための360°の安全性能には
どんなものがあるのかな?」
という方もいると思います。
そこで、12月に日産オーラを納車して、今まさに乗っている私が解説しますね。
360°セーフティってなに?
新型ノートもオーラにも、
ぶつかった後の「衝突安全性能」と
ぶつかる前の「予防安全性能」などが搭載されていることは説明しました。
ここでは、ぶつかる前の安全性能である
『360°セーフティアシスト』を紹介しますね。
まずは、
近年、お年寄りに多い事故のひとつである、
「踏み間違いによる衝突防止機能」はあるのか?
①踏み間違い衝突防止アシスト
があります。
そして、走行中における、
「衝突や居眠り、ふらつき防止機能」はあるのか?
②エマージェンシーブレーキ
③前方衝突予測警報
④車線逸脱防止支援システム+車線逸脱警報
⑤ふらつき警報
⑥後側方衝突防止支援システム+後側方車両検知警報
があります。
また、バックする時に
「追突防止や後方検知機能」はあるのか?
⑦後退時車両検知警報
⑧アラウンドビューモニター
があります。
さらに、
「運転手をサポートしてくれる検知機能」はあるのか?
⑨アダプティブLEDヘッドライトシステム
⑩標識検知機能
があります。
以上の安全機能をまとめますと、次のとおりです。
②エマージェンシーブレーキ
③前方衝突予測警報(FCW)
④車線逸脱防止支援システム(LI)+車線逸脱警報(LDW)
⑤ふらつき警報(DA)
⑥後側方衝突防止支援システム(BSI)/後側方車両検知警報(BSW)
⑦後退時車両検知警報(RCTA)
⑧アラウンドビューモニター
⑨アダプティブLEDヘッドライトシステム
⑩標識検知機能
つまり、これらが、
『360°セーフティアシスト』となります。
それでは、
一つ一つを見てみましょう。
①踏み間違い衝突防止アシスト
参照先:日産「オーラ」走行・安全
ブレーキを踏み間違えて、アクセルを踏み込んだ際に、モーター出力を制御して急発進を抑制する機能です。
前進する時だけでなく、後退時にも対応しています。
そして、前進時には、
壁や車両などの障害物に加え、歩行者の検知もできますからお年寄りの方にも安心ですね。
②エマージェンシーブレーキ
参照先:日産「オーラ」走行・安全
前方の車両だけではなく、歩行者や人が乗った自転車をも検知してくれ、衝突の危険があれば運転手に警報で危険を知らせてくれます。
「それでも衝突を回避できない!」
とシステムが判断した場合には、ブレーキ制御を行い、衝突事故の回避や被害軽減をサポートしてくれる機能です。
なお、「夜間の歩行者」の検知も可能ですよ。
③前方衝突予測警報(FCW)
参照先:日産「オーラ」走行・安全
前方の車の前の車、つまり、
運転手から見えない2台前の車両の走行状況をモニタリングしてくれます。
そして、
2台前の車が「急ブレーキを踏む」など、
こちらの車が減速する必要がある場合には、警報を発して運転手に注意喚起することで、玉突き事故回避をサポートする機能です。
④車線逸脱防止支援システム(LI)+車線逸脱警報(LDW)
参照先:日産「オーラ」走行・安全
「走行車線から車両がはみ出す危険がある!」
とシステムが判断した場合には、警報で注意喚起するとともに車線内に戻す方向にステアリング操作をアシストし、車線逸脱回避をサポートしてくれる機能です。
ただし、低速走行時には作動せず、
車速約60km/h以上で作動するようになっています。
⑤ふらつき警報(DA)
運転手のハンドル操作をシステムがモニタリングしてくれます。
うとうとしたり、いねむりしたりして車が蛇行するなど、運転手の注意力低下をシステムが判断した場合は、ブザー音やディスプレイへの表示で運転手に注意を促してくれます。
⑥後側方衝突防止支援システム(BSI)/後側方車両検知警報(BSW)
走行中、車の後側方を走る車を検知し、
サイドミラーの△インジケーターを黄色に点灯して車両の存在を知らせてくれます。
死角になりやすい左右側方のやや後方位置の車を検知してくれるのは、嬉しいですね。
なお、
△インジケーターが黄色点灯した状態で、
接近車両がいる側への車線変更を開始すると
インジケーターとブザー音で注意喚起するとともにステアリング操作を支援し、接近車両との接触回避をサポートしてくれる機能です。
⑦後退時車両検知警報(RCTA)
参照先:日産「オーラ」走行・安全
出庫時などバックする際に、後方左右から接近する車両を検知して警報を発し、後方の安全確認を支援してくれます。
約8km/h以下の低速時に作動する様になっていますので、バックする際は、急加速、急ハンドルはしない様にしましょうね。
⑧アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付き)
参照先:日産「オーラ」走行・安全
車を真上から見下ろしているような映像を映し出し、駐車時の安全確認をサポートしてくれる機能です。
日産車と言えば、
『アラウンドビューモニター』が当たり前ですよね。
車両付近の歩行者や自転車などの移動物を検知し、注意喚起してくれる機能も搭載されています。
なお、『アラウンドビューモニター』は、
純正ナビだけでなく、設定すればルームミラーでも確認できます。
⑨アダプティブLEDヘッドライトシステム
参照先:日産「オーラ」走行・安全
走行中に対向車や先行車を検知すると、
システムが状況に応じて、LEDライトの照射範囲を切り替えてくれます。
ハイビームを保ったままの走行を可能にし、
夜間視認性を高めてくれる安全運転の支援機能です。
⑩標識検知機能
「車両進入禁止」
「最高速度」
「一時停止」
の3種類の道路標識をシステムが認識してくれます。
道路標識をディスプレイに表示することで
運転手の標識見落とし防止を助けてくれます。
警察官の取り締まりがあっても、安心ですね。
その他の安全機能
あくまでもオプションとなりますが、
「プロパイロット」と「SOSコール機能」
を追加できます。
プロパイロット
参照先:日産「オーラ」走行・安全
「ノート オーラ」では、セットオプションですが、全車に最新の運転支援システム
「プロパイロット(ナビリンク機能付き)」の追加が可能です。
プロパイロットは、
高速道路において加減速とステアリング操作をシステムがアシストしてくれます。
簡単なボタン操作で、
「前方車との車間距離」や「車線中央付近の走行」を維持するようサポートしてくれますから、
一歩未来に近づいた感がありますね。
SOSコール機能
プロパイロットの作動中に、
一定時間ハンドル操作や警告への反応が検知できない場合には「緊急事態と判断」し、徐々に減速して停止してくれます。
日産コネクティングサービスの
「NissanConnect サービス」に加入している場合は、さらに緊急通報センターに自動接続し、サポートを受けることができる様になります。
なお、
「日産コネクティングサービス」に関する記事は別に書いていますので、こちらをご覧ください。
⇒『新型オーラに日産コネクトは必要か?3つのメリット・デメリット』
まとめ
今回は、
『日産ノートとオーラの安全性能!360°セーフティってなに?』
と題しまして、
日産『ノート』及び『ノート オーラ』に、
360°の安全性能を保つため、標準装備されている『360°セーフティアシスト』である、
②エマージェンシーブレーキ
③前方衝突予測警報(FCW)
④車線逸脱防止支援システム(LI)+車線逸脱警報(LDW)
⑤ふらつき警報(DA)
⑥後側方衝突防止支援システム(BSI)/後側方車両検知警報(BSW)
⑦後退時車両検知警報(RCTA)
⑧アラウンドビューモニター
⑨アダプティブLEDヘッドライトシステム
⑩標識検知機能
について、日産『オーラ』に乗っていいる私が解説しました。
その他にも、
あくまでもオプションとなりますが、
「プロパイロット」と「SOSコール機能」
の説明もしました。
最後まで読んで頂きありがとうございました