退職金の状況は、厚生労働省「就労条件総合調査」などから知ることができます。
実は、平均的な退職金ですが、20年前(2003年頃)には約2500万円だったのが、2018年には1700万円台に落ち込み、近年も激減している状況です。
自衛官のなかには将来を考えると、
「自衛隊を定年退職後、退職金だけ生活できるかな?」
「退職金は、いくらもらえるの?」
「定年後、仕事はあるのかな?」
と、不安になる方も少なくないと思われます。
自衛隊定年後は安心した生活を確保できるのでしょうか?
【退職金】激減!自衛隊定年後は安心できるのか?
前述しましたが、700〜800万円も退職金が減っているというのは衝撃で、正直なところ将来不安にも直結します。
定年後を豊かに生きるために、仕事やお金のことをしっかり把握し、
「少しでも不安を安心に変えておきたい!」
と思うのは当たり前のことです。
多くの場合、不安の原因はお金でしょう。
貯蓄額が将来に渡って、十分に確保されていれば安心できますね。
そこで、定年退官時の収入について考えてみましょう。
「退職金」と「若年給付金」
まず、自衛隊を定年退官する際には、
「退職金」と「若年給付金」がもらえます。
多くの自衛官の場合、自衛隊での貯金額に「退職金」と「若年給付金」をプラスして、この時期が最高の貯蓄残高になると思われます。
自衛官の場合、階級や勤務地域で「退職金」や「若年給付金」の金額は変わりますので、こちらを参考にしてみてください。
⇒『【自衛隊の退職金】いつ、いくらもらえる?税金はかかるの?』
⇒『【自衛隊の若年給付金】いつ、いくらもらえる?税金はかかる?』
「仕事」について
貯金額に「退職金」と「若年給付金」をプラスした結果、「定年退官後は働かなくとも将来に不安が無い!」という方は、余生を楽しんでいただければと思います。
しかしながら、多くの方は、
「年金をもらうまでは働くぞ!」
「いや、70歳までは仕事をやるぞ!」
と考えている様です。
働くと言いましても、定年が年々伸びているために、57歳や58歳くらいになると就職口も少なくなります。
しかも、給料は退職時の金額の半分から3分の1になってしまいます。
つまり、預貯金を取り壊す生活になる場合もあるということですので、将来に渡るライフプラン設計が大切になります。
こちらを参考にしてください。
⇒『自衛官のライフスタイル全体像! 自衛隊OBが将来プランを解説』
まとめ
今回は、
『【退職金】激減!自衛隊定年後は大丈夫なの?』と題しまして、
「自衛隊を定年退職後、退職金だけ生活できるかな?」
「退職金は、いくらもらえるの?」
「定年後、仕事はあるのかな?」
と、将来に不安がある方に説明しました。
自衛官現役時代の貯金額に「退職金」と「若年給付金」をプラスした結果、
「定年退官後は働かなくとも将来に不安が無い!」
という方は問題ないのですが、不安がある方は仕事に就く必要が生じます。
ただ、57歳や58歳くらいになると就職口も少なくなりますし、給料は退職時の金額の半分から3分の1になってしまいますので、注意が必要です。
こちらの記事も参考にしてください。
⇒『【激震】退職金と若年給付金で自衛隊定年後は安心できるのか?』