自分は誰よりも実績を
残しているのに!
組織を動かしてきたという
自負があるのに!
という人は必ずやいます。
「しかしながら、人望がない!」
思っているあなたに向けて、書いてみました。
正直なところ、
人望の「ある」「なし」は
自分ではわからない
と思います!
では、
人望のある人には、
どうしたらなれるのでしょうか?
私は、陸上自衛隊のOBとなりましたが、
多くの先輩、同期・同僚、部下や後輩との
繋がりや何らかの関わりを持って、厳し訓練
や災害派遣などを行ってきました。
人と必ずや接する仕事でしたので、
たくさんの失敗もありましたし、そのおかげで
今でも多くの方と親しくさせて頂いています。
私は、それが『人望』でないか!
と考えています。
「ジン坊」ではありません(笑)
私の経験と偉人の言葉やことわざを拝借して
説明します。
この記事を読んで頂くことで、
・人望を得る3つの方法
・人望力の条件
が解ります。
あなたのたった1度の人生です。
後悔して欲しくないので、
何らかのお力になれればと考えています。
決して、
「宗教」などにお誘いするものではありません
ので、どうかご安心を!
人望を得る方法と人望力の条件!【後悔しない人生を送るために】
例えばですが、
他人に厳し過ぎると、「人望が無い」と
思いますか?
それは、違います!
元プロレスラーの山本小鉄さんの話ですが、
練習中の余りの厳しさから、しごきの鬼や
鬼軍曹などと呼ばれましたが、
新日本プロレスのレスラーや関係者
だけではなく、多くの人から慕われていました。
数々のトップレスラーを育てた、
小鉄さんのしごきは、プロレスラーになるため
に必要な身体作りのためのしごき(厳しさ)で
あり、イジメのしごきではありませんでした。
また、後輩からも、
「小鉄さんは練習中は鬼軍曹だけど、
練習が終われば優しい人」
と言われてたそうです。
この様なことを書くと、あなたは、
「自分だって、誰よりも実績を残している
のに・・・」
「自分が、組織を動かしてきたという自負
があるのに・・・」
と思うことでしょう!
では、
人望のある人にはどうしたらなれる
のでしょうか?
そこで、
・そもそも人望とは何なのか?
については、調べてみました結果をお知らせ
します。
・人望を得る3つの方法
については、権威者やことわざの教えを素に
私の経験や考え方を説明します。
・人望力の条件
については、作家の童門冬二氏の著書から
主要なところを引用させて頂きご紹介します。
そもそも人望とは何なのか?
『人望』の意味を調べてみると、
【 ある人に対して、世間の人が尊敬や信頼や期待の気持を寄せること。】(コトバンクより引用)
とありました。
似ている言葉に『人徳』がありますが、
『人徳』は「その人に備わっている得」
(コトバンクより引用)を示す言葉で、
その人の内面にあるモノです。
一方、『人望』は、
「周囲の人から寄せられる尊敬や信頼の念」を
示す言葉で、その人の外面からのモノです。
人望を得る3つの方法
『人望』は、
周囲からということが解りましたところで、
「人望がない人」
について考えてみましょう!
「人望がない人」というのは、
周囲の人から信頼されていない人ということに
なります。(人望がない人と言われると少し
悲しい気持ちになります。)
それは、つまり、
人望がない人がいくら頑張ったとしても、
周囲から信頼されることは無い
と言うことです。
この事実に、
自分では気づけていていないから厄介です。
ですから、まずすべきことは、
客観的に自分を見つめることです。
「自分だって、誰よりも実績を残している
のに・・・」
「自分が、組織を動かしてきたという自負が
あるのに・・・」
と思うこと自体が、周囲から信頼されない原因
となっていたことをお解り頂けたと思います。
通常、人は、
「人望が欲しい!」と望むものです。
では、
人望のある人には、
どうしたらなれるのでしょうか?
一般的には、
人望のある人は、仕事や家庭を大切にして、
幸せな人生を送っています。
つまり、
いつも朗らかで、
忍耐強く、
冷静沈着な性格で、
人を傷つけない、
裏切らない、
そして、
さりげない気配り
をすることで包容力を生み、
「人望のある人」となるのです。
人望とは、言葉を変えると、
「魅力ある人」の共通点でもあると言えます。
そして、「魅力ある人」になるためには、
教養、知識、品格
を身につけることが必要になります。
と言いますと・・・
自分はそんな聖人君子のようにはなれない!
と思われるかも知れません。
しかし、
「魅力ある人」は、
自分を変える努力、
自分を磨く努力
によって人望を身につけているのです。
それでは、
人望を得るための方法です。
②人の話を聞く、聞き手に回る
③愛と包容力に心がける
以上の3つです。
では、1つひとつ見ていきましょう。
①奥様との接し方を変える
1つ目の行動の
①奥様との接し方を変える
を説明します。
まずは奥様に対して、
優しく接し、思いやりのある言葉をかける
様に行動してみてください。
「ありがとう」
とたくさん(1日に10回以上)言う様にする
ことです。(独身の方は、ご家族やご近所さん
に対して行ってみてください。)
その際に、
皮肉や、嫌みを言うことは
絶対にしてはいけません!
意地悪な心を押さえ込み、優しく穏やかに
奥様に接するのです。
日頃から甘えてしまっている奥様に
これを実践することは、他人に対して行うより
もはるかに難しいため、必ずや良い訓練となります。
人望を得るためには、
自分に根付いた「人望がない人」を変える必要
がありますから、そのためには、
自制心を働かせ、自己鍛錬を重ねる必要があります。
勤勉で辛抱強く、
正直で誠実な生き方をし、
いつも思いやりがあり、
人情味にあふれる親切な行為
を日常生活の中で実践してみることが大事です。
ことわざに、
「正直は最上の策なり」
という教えがありますが、この意味は、
正直であることは、いろいろの策を使うより、かえって目的を達成する近道である
ということです。
②人の話を聞く、聞き手に回る
次に、
②人の話を聞く、聞き手に回る
を説明します。
人は、自分の話に耳をかたむけてくれて、
熱心に聞いてくれる人を好みます。
カウンセラーと同じですね。
人の心理は、
自分の話を聞いてくれて、何かと
相談に乗ってくれる人を頼りにしてしまう
のです。
ですから、話の途中で、
話の骨を折ったり、
誤りを指摘したり、
議論を吹っ掛けたり
することは禁物で、常に聞き手にまわること
が肝心です。
仕事においては、苦情や文句を言われることは
必ずあることでしょう。
場合によっては、悪質なものの言い方や、
神経に障る辛辣な言葉を発する人もいます。
そんなときは、
辛抱強く反論をせずに話を聞くことに
徹してください。
熱心に話を終わりまで聞いていれば、
毒づいても、
いくらいきり立っても、
ほとんどの人は次第に静かになるものです。
苦情や文句をいいながら、
自分が今相手に対して悪く言いすぎている
ことに気付く人もいます。
怒らず、イライラせず、辛抱強く
人の話を聞く癖をつけることが大切なのです。
どうしても自分の気持ちを理解してもらいたい
ときは、相手が静かになったときとか、
または、日を改めて、相手に配慮しながら
穏やかに自分の考えを話す様にしましょう。
そして、
日常の生活においても、
自分の話は後回しにして、
穏やかに人の話を終わりまで聞くことを
心掛けましょう。
よく話を聞くということは、
それだけでも、相手を認めていることにもなるのです。
ことわざに、
「賢者は長い耳と短い舌を持つ」
という教えがありますが、意味は、
賢者は人の言うことをよく聞き、しかも口をきくことは少ない
ということです。また、
「言いたいことは明日言え」
という教えがあり、
言おうとしたことも、よく考えて
十分吟味した上で口に出せば失言も少ないし、
感情に走らないですむとの戒めで、特に、
怒ったときとか興奮したときなどは、
この心得が肝要だ
という意味です。
③愛と包容力に心がける
続いて、
③愛と包容力に心がける
を説明します。
一般的に、
話す人の立場や話す人の身になって穏やかに
最後までその人の話を聞いてくれる人を
「包容力があって、徳のある人」
という言い方をします。
つまり、包容力を身につけるには、
人の話を聞き、朗らかで忍耐力があり、
「愛」を大切し、それを常に胸に抱いている
ことが必要なのです。
そして、
「愛」とは、
ひとりひとりの人間をかけがえのない存在
と見ることです。
そして、
かけがえのない自分の人生も大切にして、
「らしく生きる」ことなのです。
らしく生きるとは、苦しみや不幸のない
人生を送ることではありません。
また、名誉ある地位につき、大きな事業を
成し遂げることを言っているのでもありません。
求めるよりも「与える愛」
をもって、自分らしく生きることであり、
愛をこめて一生を送ることを言っています。
はっきり言えば、
他の多くの人たちの幸せのために生きること!
を「愛」と表現しています。
「愛」をベースに、
「包容力」に心掛けて、
自分を磨くことが必要なのです。
具体的には、
向上心を持って仕事をやり抜き、
向上心を持って教養、知識、品格
を身につけることです。
私は、
見返りを求めない
ということを心がけています。
なぜなら、
見返りを求めて何かをやっても、
もし何も無ければ、
何もしてくれないなら、次からはやめよう!
とやる気が失せてしまうからです。
イギリスの劇作家のシェイクスピアは、
「すべての人を愛し、わずかの人を信じ、
なんびとにも悪をなすなかれ」
と教えを説いていますし、また、
ドイツの心理学者であるエイリッヒ・フロムは、
「たくさん持っている人が豊なのではなく、
たくさん与える人が豊なのである」
と説いています。
人望力の条件
作家の童門冬二氏は、
世の中の仕組み、人としてのあり方など、
いろいろな方面の書籍を出されています。
童門冬二氏の「上杉鷹山」は、私も感銘を
受けましたので紹介します。
⇒『行動できない人は読んでほしい!元自衛官がすすめるバイブルの一冊』
さて、たくさんの書籍の中の
「人望力」(講談社)という著書から
主要なところを抜き出して紹介します。
(「ネタバレ」注意です。)
①人望力は、人を見極め、人を動かすことである
人は、それぞれに長所と短所を持っている。
長所と言っても、人物の性格、気力、体力、
精神力、知識、能力、経験などのいろいろな面
において、その人の力を見極めなければならない。
人の力を見極めるという観察力をもって、
仕事などのやる気を起こさせる。
人事における適材適所は、正にその現れである。
②人望力は、情報に通じ時代を読むことである
仕事に関係する情報は、
テレビ、新聞雑誌、専門書、人からの情報、
インターネット等、広くあらゆる方面から集め
必要な情報はより多く深く集めて分析評価する
ことが必要だ。
つまり、情報に明るくなることで、
その情報の蓄積によって、世間を読むことが
できる。
情報通になることは、時代の変化を早くつかみ
未来を予測することも不可能ではなくなる。
③人望力は、無駄を省き、生きたお金を使うことである
仕事においては、常に無駄を省き節約すること
が必要である。
そして、
情報通になり、斬新な経済感覚を持ち、
時代を先取りし、それに必要なお金を
思い切って投資することも必要である。
④人望力は、個性を見抜き、人を育てることである
人望力は、その人の性格や個性を見抜き、
良いところを伸ばすことが必要である。
⑤人望力は自分を育て、人間の器を大きくすることである
常に向上心を持ち、
自分を人間的に成長させる努力が必要である。
自分の心を謙虚にして、勤勉、誠実、感謝
の心を忘れずに日々成長させることである。
それには自分の短所を知り、克己心を持って
自分をコントロールすることが必要になる。
まとめ
今回は、
『人望を得る方法と人望力の条件!
【後悔しない人生を送るために】』
と題しまして、
「自分は誰よりも実績を残しているのに、
長に選ばれない!」
「組織を動かしてきたという自負があるのに、
人気が無い!」
などと思っているあなたに向けて、
書いてみました。
サブタイトルである
【後悔しない人生を送るために】は、
「人望」は必須であることを力説しました。
『人望』とは、
「周囲の人から寄せられる尊敬や信頼の念」
を示す言葉で、その人の外面からのモノです。
そして、
その人望を得るための方法は、
②人の話を聞く、聞き手に回る
③愛と包容力に心がける
以上の3つがあり、具体的には、
どのように行動すれば良いのかを、
権威者やことわざの教えを素に説明しました。
また、
作家の童門冬二氏の「人望力」(講談社)
という著書から「人望力の条件」を
紹介致しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます