【危険】かも?まかせっきりの制限速度支援機能!

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日頃私は日産車をこよなく愛用しています。

さて、『制限速度支援機能』は、高速道路や自動車専用道路などで走行中に制限速度標識を検出すると設定速度に反映してくれる支援機能です。

ナビゲーションシステムと連動して、新しく検出された制限速度を自動または手動で速度を設定できるわけです。

ただし、性能には限界があり、工事や悪天候などで速度標識を検出できなかったり、誤って走行している道路と並行した道路の最高速度標識を検出してしまうことがあります。

便利な機能ではあるのですが、任せきってしまうと非常に危険を伴いますので、運転者は常に周囲の状況を確認し、適切な速度を設定する必要があります。

今回は、
・『制限速度支援機能』をまかせっきりにすると何が危険なのか?
・モード設定のしかた
・注意事項
について説明します。

『制限速度支援機能』をまかせっきりにすると何が危険なのか?

『制限速度支援機能』をまかせっきりにすると、例えば次のようなことが起きる可能性があります。

高速道路や自動車専用道路などを走行していた場合、自分の車の前に車がいるなら前車に追随し速度が急激に上がることはないでしょう。

しかしながら、自分の車の前に車がいない場合で、制限速度が80Km/hから110Km/hになったとしたら『制限速度支援機能』が「自動」なら、速度が急に上がることになります。

アクセルを急激に踏むのと同じですから、初心者でしたら慌てて事故に繋がることも想定しないといけません。

ですから、『制限速度支援機能』を設定するなら「手動」モードにして使うことをおすすめします!

『制限速度支援機能』のモード設定のしかた

『制限速度支援機能』は、
オートモード(自動)マニュアルモード(手動)の2つのモードがあります。

ディスプレイの『設定』において、「OK」スイッチを回します。

⇒「運転支援」⇒「制限速度支援」⇒「自動」又は「手動」

で設定できます。

モード設定

「自動」:制限速度は検出速度を自動的に反映

「手動」:制限速度は検出速度の反映を自分で選択

以上、2つのモードの他、

「OFF」:機能停止

も用意されています。

※標識検知機能で検出した速度を、プロパイロットの設定車速に反映させるとき、-10km/h~+10km/hまでの範囲内で速度を設定できます。

※制限速度支援機能の設定は、e-POWERシステムを停止しても再度設定が変更されるまで、その状態を維持します。

ディスプレイの表示

『制限速度支援機能』の設定を手動、または自動に設定されていれば、アドバンスドドライブアシストディスプレイには、次のように表示されます。

『制限速度支援機能』のディスプレイの表示

①検知された新しい速度標識(赤枠):標識検知機能により、検出された最高速度標識を表示します。
②A:オートモード(自動)の作動状態を示します。検出した最高速度標識に、自動で設定車速を変更したとき表示します。
③↑:マニュアルモード(手動)がONで、検出された最高速度標識が現在走行している速度よりも高い場合、「↑」が表示されます。
④↓:マニュアルモード(手動)がONで、検出された最高速度標識が現在走行している速度よりも低い場合、「↓」が表示されます。
⑤制限速度支援ガイダンス
例:「設定速度を変更しますか↑↓」

「設定速度」の変更のしかた

日産のプロパイロットは、5km/h単位で設定車速を変更できます。

「設定速度」の変更のしかた

設定車速を上げたいときは、RES+(上押し)側に押します。

設定車速を下げたいときは、SET-(下押し)側に押します。

『制限速度支援機能』の注意事項

制限速度支援機能は、速度標識が検出されていない場合は作動しません。

次のような場合は、標識検知機能が最高速度標識を検出しても、設定車速に反映されない場合があります。

・標識検知機能が適切に作動していないとき
・システムをOFFに設定しているとき
・ナビゲーションシステムの位置検出が正しく行えないとき
・ナビゲーションシステムの地図にない道路を走行しているとき
・高速道路、または自動車専用道路の出口に近づいたとき
・自車の路線と並行する路線があるとき(インターチェンジ、サービスエリア、パーキングエリアなど本線から出る路線)
・自車の路線と並行する側道の両車線に最高速度標識が表示され、それぞれが異なる制限速度を検出しているとき
・工事中の道路や車線規制がある道路を走行するとき
・ナビゲーションシステムとフロントカメラにより、ナビゲーションの道路種別と走行している道路の種別が一致しないと判定したとき

まとめ

今回は、
『【危険】かも?まかせっきりの制限速度支援機能!』と題しまして、

・『制限速度支援機能』をまかせっきりにすると何が危険なのか?
・モード設定のしかた
・注意事項

について説明しました。

『制限速度支援機能』は、高速道路や自動車専用道路などで走行中に制限速度標識を検出すると設定速度に反映してくれる支援機能で、便利な機能です。

ただ、いずれにしても先進運転支援システムは、文字通り“運転支援”であって、その制御が運転のすべてを担ってくれるわけではありません。

あくまでも『制限速度支援機能』は、ドライバーのうっかりミスをサポートしてくれる機能との認識で活用すればその役割は十分に果たしてくれることでしょう。

そして、『制限速度支援機能』を設定するなら「手動」モードにして使うことをおすすめしました。

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