陸上自衛隊に興味がある人や自衛隊に入隊する前の人は、
「陸上自衛隊について、いろいろ知りたいな!?」
「普段はどのような事をしているのかな?」
などと陸上自衛隊に関して、さまざまな疑問があることでしょう。
そこで今回は、陸上自衛隊OBの私が、
部隊、職種、階級、給料、休暇について、解かりやすく説明します。
なお、本ページはプロモーションが含まれています。
【陸上自衛隊】部隊、職種、階級、給料、休暇について!
それでは、
・仕事は何をしているの?
・階級はどうなっているの?
・給料やボーナスはいくらもらえるの?
・休暇はとれるの?
について、一つ一つみていきましょう。
陸上自衛隊の主要な部隊はどこにあるのか?
陸上自衛隊は、「陸上総隊」を頭に、5つの「方面隊」があります。
そして、それぞれの方面隊は、2~4個の「師団」や「旅団」から成り立っています。
方面隊や師団・旅団という大きな部隊は、さらに「連隊や群」という部隊から成り立っています。
✅師団・旅団の違い
✅部隊規模の概要
については、別に説明していますので、こちらをご覧ください。
⇒『陸上自衛隊の方面隊・師団・旅団の主要部隊配置を自衛隊OBが解説』
陸上自衛隊の仕事は何してるのか?
「近所に自衛隊があるけど、何の部隊で普段は何してるの?」
とご質問を頂くことがあります。
確かに、都心から地方まで、ほぼあらゆるところに自衛隊の駐屯地(基地)がありますから、
「いったい、どんな仕事をしているの?」
と疑問を持たれるのも解かります。
陸上自衛隊では、おおまかに、
・圧倒的な火力で敵をやっつける仕事
・道路を作ったり、川に橋を掛けたりする仕事
・大きな組織(部隊)との間のシステムや通信を確保する仕事
・敵の情報をつかむ仕事
・後方で色々な支援をする仕事
などの仕事があり、その仕事のことを「職種」と呼んでいます。
職種は16個もあり、それぞれ何をしているのかについて、こちらで説明していますのでご覧ください。
自衛隊の「階級」はどうなっているのか?
先ほどの説明で、「部隊」のこと、「職種」のことがお解かり頂けたでしょうか?
次は、「階級」について説明しますね。
自衛隊には、『国を守る!』という崇高な任務があります!
自衛官は、一人一人事に臨んでは、危険を顧みず身をもって職務の完遂に努める覚悟を持っています。
自衛隊には、いろいろな部隊や職種がありますから、組織として行動し、部隊を統制する上では、
「上下関係」及び「指揮系統の格付け」が必要になります。
そのためには、「階級制度」は重要なのです。
✅実際の「階級章」と「役職」
については、こちらで説明していますのでご覧ください。
また、
「入隊してから階級がどのように上がっていくのか?」
については、「階級の上がり方」をこちらで説明していますのでご参考にしてください。
⇒『「幹部自衛官」の階級はどのように上がるのか?「3尉」昇任後の道』
⇒『自衛隊の「階級の上がり方」(昇任)はどうなっているのか?』
給料・ボーナスはいくらもらえるのか?
「自衛官になった場合、初任給はいくらもらえるの?」
「それぞれの階級は、いくらくらいもらっているの?」
について説明します。
自衛隊の給料は、毎年、変化します!
なぜかと言いますと、民間と国家公務員の給与水準をあわせる目的で、「人事院勧告」が行われるからです。
現在の自衛隊(自衛官)の平均年収は、
約640万円との事ですが、あくまでも平均であり、十数年経たないとこの金額にはなりません!
なお、「給料」の他に、「ボーナス」が年に2回もらえます。
「給料やボーナス」については、こちらで説明していますのでご覧ください。
休暇はどうなっているのか?
自衛隊の休暇の種類は大きく分けて、
「年次休暇」「病気休暇」「特別休暇」
の3つがあります。
結論からいいますと、
「比較的、まとまって休暇は取りやすい!」と言えます。
ゴールデンウイーク、お盆、年末年始に、
訓練や演習で貯まった「代休」や「有給休暇」をくっつけて、まとまった休みがとれる様に部隊内で工夫しています。
「休暇」については、こちらで説明していますのでご覧ください。
⇒『自衛隊の休暇は取りやすいの?どれくらいの期間取れるのか?』
まとめ
今回は、
『【陸上自衛隊】入隊前に知りたいこと!部隊、職種、階級、給料、休暇』
と題しまして、
・陸上自衛隊の仕事は何してるのか?
・自衛隊の階級はどうなっているのか?
・給料・ボーナスはいくらくらいもらえるのか?
・休暇はどうなっているのか?
について、陸上自衛隊OBが説明しました。
「陸上自衛隊の主要な部隊はどこにあるの?」
においては、陸上総隊と5つの方面隊及び主要な部隊配置について、また、部隊規模の概要について説明しました。
「陸上自衛隊の仕事は何してるのか?」
においては、16個の職種があり、おおまかに、
・圧倒的な火力で敵をやっつける仕事
・道路を作ったり、川に橋を掛けたりする仕事
・大きな組織(部隊)との間のシステムや通信を確保する仕事
・敵の情報をつかむ仕事
・後方で色々な支援をする仕事
などそれぞれの職種で何をしているのかについて説明しました。
「自衛隊の階級はどうなっているのか?」
においては、「階級が必要な理由」、実際の「階級章」と「役職」について説明し、また、
入隊してから階級がどのようにして上がっていくのか?
の疑問に対しては、入隊してから階級がどう上がるかを説明しました。
「給料・ボーナスはいくらくらいもらえるのか?」
においては、現在の自衛隊(自衛官)の平均年収は、640万円である事、それぞれの階級における「給料」がいくらもらえるか及び「ボーナス」が年に2回もらえることを説明しました。
「休暇はどうなっているのか?」
においては、休暇の種類及び比較的に休暇は取りやすいこと、例えば、
ゴールデンウイーク、お盆、年末年始に「代休」や「有給休暇」を使って、まとまった休みがとれることを説明しました。
自衛官は、有事の際には家族の近くにいません!
ですから、
訓練や演習の忙しい時期をこなして来たのだから、平時で休める時は、家族と少しでも長く一緒にいれるというようなはからいがあるようです。
最後まで読んで頂きありがとうございました