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自衛隊の休暇は取りやすいの?どれくらいの期間取れるのか?

こんにちは。

新型コロナウイルスの影響で、民間会社においては、人員削減や倒産が相次ぎ、
就職及び転職先に、安定した給料が支払われる「自衛隊」を希望する人は確実に増加しています。

さて、次の様な質問を頂きました。

「自衛隊は、訓練や演習がある思いますが自分の希望する日に休暇は取れるのでしょうか?」

「休暇はどれくらいの期間をまとめて取れるのでしょうか?」

自衛隊の休暇について、自衛隊OBである私がわかりやすく解説しますね。

この記事を読むことで、

・休暇は取りやすいのか?自分の希望する日に休暇は取れるの?
・自衛隊に入隊した後の休暇日数は?
・休暇はどれくらいの期間まとめて取れるのか?

が解かります。なお、本ページはプロモーションが含まれています。

自衛隊の休暇は取りやすいの?どれくらいの期間取れるのか?

「自衛隊イコール毎日が訓練!」

というようなイメージがあるようですが、
自衛官も国家公務員ですので、『休暇』はきちんとあります!

自衛隊の休暇の種類は大きく分けて3つあり、

「年次休暇」・「病気休暇」・「特別休暇」

と呼ばれます。では、果たして、

『休暇』は、簡単に取れるのでしょうか?

休暇は取りやすいのか?

結論から述べます。安心してください!

「休暇は、民間企業より取りやすい!」

と言えます。

「休暇」は個人の権利なわけですから、事前に「休暇申請書」で申請し、上司(中隊長)の許可を得れば、自分の希望する日に休暇が取れます!

では簡単に、「年次休暇」・「病気休暇」・「特別休暇」について説明します。

「年次休暇」

まずは、「年次休暇」ですが、
民間企業でいう「有給休暇」で、仕事している扱いで休む事のできるものです。

「病気休暇」

次に、「病気休暇」ですが、
自衛官本人がケガや病気になって、やむおえず仕事ができない時に使うことができるものです。

「特別休暇」

さらに、「特別休暇」ですが、

・お盆や年末年始、結婚する場合、忌引きの場合、配偶者が出産する場合
・裁判員裁判の裁判員に選出された場合
・災害による被災地へのボランティア活動に参加する場合

など、定められた日数を取得できます。

自衛隊に入隊した後の休暇日数は?

入隊直後は、残念ですが休暇日数は発生していません!

入隊後、1ヶ月勤務するごとに2日の「年次休暇」がつきます!

ですので、年間で24日は「年次休暇」がもらえるということです。

「年次休暇」の日数

「年次休暇」は、年度をまたいで繰り越す事ができます

では、
1年目の残りが15日あって、2年目の残りが20日あった場合、3年目の4月1日には35日が繰り越しになるのでしょうか?

実は違います!
30日を超す休暇は繰り越すことができないので、毎年、年度末に消滅します。

つまり、「年次休暇」は、最大30日ということになります。

「病気休暇」の日数

次に、「病気休暇」の期間です。

「治療のため勤務しないことが止む終えないと認められる必要最低限の期間」

となっており、明確な期限はありません。

ただし、

「仕事中以外のケガや、もともとの疾病」の場合は、90日間と定めらています。

「特別休暇」の日数

「特別休暇」とは、どういう休暇でしょうか?

条件により取得できる日数は異なりますが、
毎年、夏期に3日間、冬季に6日間、連続で取得できる休暇です。

ですから、お盆と年末年始には、ふるさとの実家に帰れますね。

さらに、お盆と年末年始は、
「特別休暇」に「年次休暇」を付加したり、土曜・日曜・祭日に勤務した「代休」を合わせれば
長期の休暇を取得できるようになります。

なお、特別休暇は、
隊員が結婚する場合で結婚式、旅行その他の結婚に伴い必要と認められる場合も連続する5日の範囲内で取得できますよ。

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休暇はどれくらいの期間まとめて取れるのか?

さて、

休暇はまとめてどれくらいの期間とれるのでしょうか?

私が、結婚した時は、結婚式の後に海外旅行にも行かせて頂きました。

そのため、
本人が結婚した場合の「特別休暇の連続した5日間」に、「年次休暇を4日間」を付けて9日間お休みをもらいました!

では、近年では、

通常どれくらいの期間なら「休暇」を取得できるのでしょうか?

勤務先部隊の特徴も大きく影響しますので、休暇の取得期間は、一概にはいえません。

なぜなら、
訓練や演習が、土曜・日曜・祭日に行われたり、1週間~1ヶ月、さらに海上自衛官が遠洋航海に出ると、半年くらい戻れない場合もあるからです。

つまり、暦どおりの休みとならない場合もあるため、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始には溜まった「代休」を使うというのが慣例となっています。

そのために近年は、

・ゴールデンウイークに「年次休暇」+「代休」で約2週間
・お盆に「特別休暇3日」+「年次休暇」+「代休」で約2週間
・年末年始に「特別休暇6日」+「年次休暇」+「代休」で約3週間

を取得している方もいます。
当然の事ですが、自衛官は全員が一緒に休暇を取るわけではありません。

もしもの際に備えて、部隊の全員がうまく勤務等を交代しながら「年次休暇」や「代休」を消化することになります。

ですから、同僚が当直や警衛など駐屯地で勤務することで、自分が安心して休暇を取れるわけですので、感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。

自衛官以外の人の中には、

「自衛隊って、休暇が長すぎでは?」

と思うかも知れませんね。

しかしながら、
自衛官は、有事の際には家族の近くにいることができません

ですので、

「平時の休息の際は、家族のために少しでも長く一緒にいるんだ!!」

という気持ちが必要です。

堂々と心身を休める期間があっても良いと自信をもってくださいね。

最後に

今回は、

「自衛隊は、訓練や演習がある思いますが自分の希望する日に休暇は取れるのでしょうか?」
「休暇はどれくらいの期間まとめて取れるのでしょうか?」

という質問に対して、

・自衛隊に入隊した後の休暇日数は?
・自分の希望する日に休暇は取れるのか?
・休暇はどれくらいの期間まとめて取れるのか?

について説明しました。

安心して「休暇」を取れるかどうか?
は、気になるところだと思います。

心身を休めることで緊張の糸を緩めることができるわけで、「休暇」は個人の権利なわけです。

しかしながら、
自衛官という『国防の任務』に付くからには、また、『職務に従事する義務』を有する自衛官を希望するならば、演習や訓練の際には「休暇」を申請しても許可が出ないという認識も必要です!

そして、
自衛官となり長期休暇が取得できた際は、
同僚に感謝しつつ、家族のために少しでも長く一緒にいてあげて、心身を休めてくださいね。

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