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コシのない博多うどんはなぜ地元民から愛されるのか?

九州といえば『福岡』を知らない人はいないでしょう!

そして、

福岡といえば、「博多」「中洲」は誰でも知る繁華街!
居酒屋もバーも昔ながらのスナックも山のようにあります。
ちょっと足を伸ばせば、昔ほどではありませんが、赤提灯をぶらさげた屋台も並んでいます。

魚も美味しいし、水炊きやモツ鍋も名物!
いわゆる、「食の街」なのです。

さらに、何より、福岡と言えば・・・

そう、豚骨ラーメン!

が超・有名ですね。

さてさて、今回は、
有名な『博多うどん』を食べに(いや、仕事で)福岡に行きました。

えっ!豚骨ラーメンの話じゃないの!

とがっかりしないでください。(変な流れですみません。)

地元の方から、
昔も今も愛され続けている食べ物、
それは、『うどん』なのです。

福岡の同僚から、
「ランチに行こう!」と誘われて、
行った先が『うどん』屋さん、
しかも連チャン!

というわけで、『博多うどん』について書いてみます。

この記事を読むことで、

博多うどんはなぜ地元民から愛されるのか?

が解ります。

そして、

『博多うどん』を好きな方は、
さらに大好きに!

コシのある『讃岐うどん』好きな方には、
『博多うどん』を食べてみようかな!?

という気持ちになれば嬉しさ倍増です。

コシのない博多うどんはなぜ地元民から愛されるのか?

『博多うどん』の特徴といえば、
「やわらかい麺」と「透明なダシ」!

私の福岡の友人は、
福岡生まれ、福岡育ちであり、
「うどんは飲み物」という表現を使うほどです。

さらに、その友人が、

「福岡は、とんこつラーメンよりもっと以前からうどん文化があったと!」

と博多弁でよくわからないことを言うのです。

さらに、

「福岡は『うどん発祥の地』だし!」

と言うではありませんか!

 

???と疑問だらけの私は、
色々と『博多うどん』について調べてみることにしました。

福岡は『うどん発祥の地』なの?

調べていくと、おもしろい記事を見つけました。

1192(いいくに)つくろう!鎌倉幕府」と語呂合わせで覚えたその50年後、
1241年頃の話です。
日本は鎌倉時代で、中国は「宋」の時代に
聖一国師という僧侶が
『うどん製粉機の技術と図面』福岡に持ち帰った!

というのです。

この『うどん製粉機』のおかげで、
小麦粉の大量生産ができる様になり、
うどんが世に出回ることになるわけです。

これがため、
福岡は『うどん発祥の地』と言われる由縁
なのです!

博多うどんが地元民から愛されるわけ

『うどん発祥の地』だから、博多うどんが地元民から愛されていることにはなりません。

なにか、他にの理由があるはずです!

当時の日本は、お隣の中国には何かとお世話になっていました。
その中国との貿易の窓口となっていたところは、中国に近く、しかも、船が着ける港があるところ、

それが、『福岡』だったのです!

その頃の福岡といえば、商人の町として知られていました。
そして、当時の商人たちは食事の時間も惜しむくらい忙しかったそうです。

ですから、さっと食べることのできるものが重宝される様になるのです。

そこで商人が思いついたのが『ゆでうどん』です!

事前に茹でておいたうどんを提供するなら、お客を待たせなくて済むという発想から、

福岡うどん⇒ゆでうどん⇒やわらかい

という文化が広がって行ったというわけです。

 

この様に、
博多うどんが地元民から愛されるには、
理由があったのです。

商人の町『福岡』で、忙しい人たちに喜んで食べてもらうことができ、腹持ちも良い食材として広がった
『博多うどん』

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人の良い方が多い博多の人たちの人情に合っていたのでしょう・・・

お店に行った私の感想

私が、福岡の友人に誘われて行ってみたお店、
「大助うどん」さんと
「大地のうどん 博多駅ちかてん」さん
の『うどん』の感想を書いてみます。

大助うどん

一番人気の「ごぼう天うどん」を注文。ボリュームが結構あります!

まず、気になったのは、細いごぼうがかき揚げにされ、ところ狭しとどっさり感のまま麺の上に乗ってきます。
ごぼう天は、シャキシャキの部分はもちろん、つゆに浸った部分も味が染みて、すごく美味しいです!

シャキシャキの歯ごたえだけではなく、
揚げたての甘みと旨みが口いっぱいに広がります

つゆは、色は薄くてあっさりしてそう。
でも食べてみると、ダシの味がとても濃厚で、もう、たまらん!

うどんは、やや細めで、私が思ってたより柔らかくないというイメージ。
硬過ぎず柔らか過ぎずで丁度よい感じです。

とにかく、ダシになじんで、
とても美味しい!

大地のうどん 博多駅ちかてん

カツオの出汁が美味しいと評判のお店です。

注文したのは、
「ごぼう天おろしぶっかけ」

すぐに目に入ってくるのは、薄切りのゴボウを丸くまとめた、まるでリースのような形の「ごぼう天」です。
美しい!
衣が薄いので、出汁につけて食べてもサクサクしていました。

透き通った細いうどんをすすると、
しなやかな食感で、のど越しも良い!

評判のとおり、つゆは、
カツオのダシが強烈にやってきました。
削りたてのカツオ節の香りを嗅いだ感じで、
海苔の風味と合わさって絶妙な味わいで、
とても美味しい!

まとめ

この記事は、
『コシのない博多うどんはなぜ地元民から愛されるのか?』
と題しまして、調べていくうちにおもしろい記事を見つける事になりました。

僧侶が『うどん製粉機の技術と図面』福岡に持ち帰ったことから、

小麦粉の大量生産ができる様になり、うどんが世に出回り、

これが、やがて、
福岡は『うどん発祥の地』と言われることになります。

そして福岡は、商人の町だったこともあり、うどんが土着して地元民から愛される様になります。

讃岐うどんしか知らなかった私を、
一瞬にして「手のひら返し」で好きになった『博多うどん』
「博多」イコール「豚骨ラーメン」のイメージを一新させてくれました。

「コシがないうどんは認めない!」

という人も1度食べて欲しいと感じました。

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そして、福岡の優しさに包まれて欲しいとつくづく思いました。

なお、本記事では、博多うどんのことを書きましたが、コシのある讃岐うどんとの関係などを知りたいと思う方は、こちらを参考にしてください。

『讃岐うどんと伊勢・博多うどんの違いは?コシとうまさの関係は?』

『コシのある讃岐うどんは、なぜうまいのか?その理由を探求すると・・・』

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