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【自衛隊の定年】「再就職の仕事」と「もらえる給料」について

定年退職が5年後くらいになってくると、再就職先や仕事内容、給料が気になると思います。

先日、ある駐屯地に伺った際に、お世話になった元上司と偶然お会いしました。

その方は、1佐になられてましたが、気さくにお話をして頂けました。

「このご時世だから再就職先が心配です!」

「自衛隊定年後の仕事でのお給料は、いくらもらえるのか不安ですね?」

という悩みを持っていました…
1佐の方でも、普通の隊員と同じように、再就職には疑問や不安があるのですね。

実は私も、再就職の際は毎日が不安でした!

ですので、今回は、陸上自衛隊OBの私が、再就職に関して同じような不安がある方に向けて説明します。

不安を取り除き、将来の準備を進めて頂ければ嬉しく思います。

定年の年齢は?

政府は、民間企業に対して65歳まで定年延長を要望しています。
しかし、現実は厳しそうです…

この定年延長時代、自衛官も1年ほど定年が伸びましたね。

とは言っても、自衛官は、まだまだ定年退職が早くて大変です。

そこで、定年の年齢を確認しますね。(令和6年度はプラス1歳です!)

上図の様に、
以前よりは1年だけ定年が延長されましたが、54歳から57歳までには、ほとんどの自衛官は定年されるわけです。

年金支給される65歳までは約10年もあるわけですし、「人生100年時代」ですから、まだまだ将来は永いですね。

それでは、
「再就職の仕事」
「もらえる給料」
について説明します。

再就職の仕事は?

さて、
自衛隊を定年退官した後、再就職先の仕事は、どのようなところに就いているのでしょうか?

私の先輩、同期、後輩の再就職先ですが、

警備会社や損保会社、
介護関係会社、
タクシー会社、

コンビニ・スーパー、
レジャー施設

などは比較的よく聞きます。

仕事内容も、

顧問、管理職、運転手、事務職、店長や現場の係員
などさまざまです。

世間的には、バリバリ第一線で働いた自衛隊を卒業しているわけですから、年齢的なことを考えるとごく自然な流れと思われることでしょう。

しかしながら、
現役自衛官からすると再就職先の仕事には、ちょっとショックを受けることもあります。

実は、私にも経験がありまして、
自衛隊にいた頃にはガンガン意見を言ったり、階級的にも偉くなって定年退官された方が、駐車場の誘導員をされていました。

「あのようなところで…」

となんとも複雑な心境になったりしました。
(決して、駐車場の誘導員が悪いわけではありませんので、お気を悪くしましたら申し訳ありません。)

さらには、階級的に上の方に多いのですが、再就職先でぺこぺこすることにつとまらず、すぐ辞めてしまった方もいます。

再就職は、自衛隊生活とは別なのですが、
プライドが強い人ほど潰しがきかないのかもしれません。

なお、
「ライフプラン」は重要ですので、どうぞこちらをご参考にしてください。
『ライフプランについて! 自衛隊OBによる全体像イメージ』

自衛官のライフスタイル全体像! 自衛隊OBが将来プランを解説
自衛官を定年退官した後はどうなるのだろう?と不安や心配になる方がいると思います。定年退職を55歳前後で迎える自衛官。年金をもらうまでの10年間は重要な期間です。そこで、陸上自衛隊OBから「自衛官のライフスタイルの全体像」について説明します。

もらえる給料はいくら?

私の先輩、同期、後輩の話を聞くところでは、自衛隊現役の給料に比べると1/3くらいになります。

地方ではもっと給料が低く、20万円以下の場合もありますよ。

退職金や若年給付金を生活費に充てなければならない場合も生じるわけですね。

退職金や若年給付金は、

「子供の教育費、家の購入やローン返済に充てたい」

と考えているなら、早めにライフプランのシュミュレーションをやってセカンドライフのご検討をおすすめします。

再就職先の中には、
給与額が現役時代と変わらないというところもあります。

しかしながら、注意すべき点は、
62歳で定年となり再再就職先を見つけねばいけない場合もありえます。

つまり、
無収入になる可能性があるということです。

給与は安くても65歳ぐらいまで働けるなら、年金支給まで無収入になることは避けられるので、本当によく考えて頂きたいところです。

将来の心配や不安を安心に変える記事も書いていますので、ご参考にしてください。
『将来の心配や不安を安心に! 自衛官OBが語る退官前にやっておくべきたった2つ』

【自衛官の定年】不安・心配を安心に! 自衛隊OBが語る退官前の2つ
定年退職を55歳前後で迎える自衛官!将来に対して、仕事、お金、老後など何らかの心配や不安があると思います。そこで、将来の不安や心配を安心に変えるために「自衛官がやっておくべき2つの事」を自衛隊OBが説明し、解消します。

まとめ

自衛隊を退職後もまだまだ永い人生が残っているわけですから、どうせなら楽しみたいですよね。

今回は、

『【自衛隊の定年】「再就職の仕事」と「もらえる給料」について』

と題しまして、

自衛隊を定年退官した後の
「再就職先の仕事」は、
警備会社や損保会社、介護関係会社、タクシー会社、コンビニ・スーパー、レジャー施設
などに就いていること、

「もらえる給料」は、
自衛隊現役の給料に比べると1/3くらいになること、

そして、注意すべき点は、
62歳で定年となり再再就職先を見つけねばいけない場合もありえることです。

給与は安くても65歳ぐらいまで働けるなら、年金支給まで無収入になることは避けられるのでご検討頂きたい!

と説明しました。

退官後の「ライフプラン」は重要ですので、こちらをご参考にしてください。

『ライフプランについて! 自衛隊OBによる全体像イメージ』

また、将来の心配や不安を安心に変えたいと思うなら、こちらをご参考にしてください。

『将来の心配や不安を安心に! 自衛官OBが語る退官前にやっておくべきたった2つ』

最後まで読んで頂きありがとうございました

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