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『目標』と『目的』の違いは?必成と望成の目標を自衛隊に学ぶ

『目標』と『目的』の

違いは何か?

そもそも『目標』と『目的』

に違いはあるの?

などの疑問を持つあなたの悩みを解決します。

私は元自衛官ですが、自衛隊では

『目標』『目的』

を完全に区分けしています。

さらに『目標』には、

「必成目標」「望成目標」

というのがあるのです。

これらの言葉を理解し、区別できるようになることで、仕事においても計画の立て方や進め方をスッキリさせることができ、業務がはかどること間違いなしです。

『目標』と『目的』の違いはあるのか?

結論ですが、
『目標』と『目的』は、違います!

例えば、
「3ヶ月以内に、山の頂上に立つ!」
と思ったとしましょう。

さて、
「3ヶ月以内に、山の頂上に立つ」
ということは、

目標でしょうか?

それとも、目的でしょうか?

答えは、
「目的」です。

それでは、目的と目標の違いを見ていきましょう。

「目的」とは?

目的は、
「何のためにするのか?」
を考えると明確化できます。

目的とは、
字のごとく「目」で見える「的」のことです。

「的」という言葉だけあって、
目的は最終的な到達点ということですね。

そして、
目的をより具体化できるように目標を設定します。

「目標」とは?

目標とは、
「目」で見える「標」のことです。

果たして、「的」に近づいているか?

という「しるべ」となるのが「目標」です。

昔の道なら、道祖神のように
途中に設定される「指標」のことですね。

「必成」と「望成」の目標を自衛隊に学ぶ

自衛隊において、『目標』は、さらに
「必成目標」「望成目標」
に分かれます。

必成目標は、
これだけは必ず成し遂げなければならないというものです。

何が何でも、必ず達成しなければならない目標のことですから、一つしか設定しません。

望成目標は、
達成することが望ましい目標、つまり、
可能であればさらに成し遂げたいというものです。

達成することが望ましい目標ですから、
いくつあってもかまいません。

ただし、
なんでもかんでも列挙すれば良いわけではありません。

 

先ほどの
「3ヶ月以内に、山の頂上に立つ」
という目的を例に考えてみましょう。

目的達成のための
「必成目標」は何でしょうか?

途中であきらめたり、下山したりしてはだめですね。

必ず、山頂に到着すること

になります。

しかも、ここでは、期間も決めていますから、
必ず3ヶ月以内に完了する必要がありますね。

 

では、
「望成目標」は何でしょうか?

達成することが望ましい目標は、
山頂に到着するだけではありません。

例えば、山頂に到着するまでに、

・自然観察してメモをとる
・100枚の写真を撮る
・下山までに背景画を1枚書く

とかですね。

ビジネスにおける『目的』と『目標』!

では、ビジネスにおいて、
『目的』と『目標』はどうなるのか?
を考えてみましょう。

会社の目的は、
「社会に貢献し、持続的に利益を上げる」
ことですね。

そして、
会社は未来永劫存続する必要がありますから、目的達成のためには、
年度目標、期目標、月間目標を掲げてノルマが付与されることでしょう。

目標達成のためには、
人、物、金、時間、情報等から可能性を見出す必要があります。

そのため、会社においては、
個人の「やる気」が大切です。

しかし、
今期はノルマ10本をやり切るだけで大変だったのに、来期の目標は、

「20本だ!」

と言われたらどうでしょうか?

可能性の無い目標、可能性の無い状況に
やる気を失ってしまうのではないでしょうか…

 

そのため、会社側も、
優先すべき順番や失っていいものの限度を決めておくことが大事ですね。

そして、
人間の欲望には限界がありません。

ですから、目標を達成した場合は、
金、地位などの名誉が与えられる会社が存続することになります。

なお、目標の立て方の具体的な方法は、こちらを参考にしてください。
『【レビュー】『ザ・コーチ』に学ぶ目標の意味と正しい立て方!』

まとめ

今回は、

『『目標』と『目的』の違いは?必成と望成の目標を自衛隊に学ぶ』

と題しまして、

「『目標』と『目的』の違いは、何か?」

「そもそも『目標』と『目的』に違いはあるの?」

などの疑問を持つあなたの悩みに答えました。

私は元自衛官ですが、自衛隊では

『目的』と『目標』

を完全に区分けしています。

 

『目的』とは、「的」のことであり、
最終的な到達点ということを説明しました。

そして、
目的をより具体化するのが『目標』の設定となり、
『目標』には、

必ず達成しなければならない目標
「必成目標」と
達成することが望ましい目標
「望成目標」が
あることを説明しました。

最後まで読んで頂きありがとうございました

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