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ウッドショックと住宅資材の値上がり!住宅価格の今後はどうなる?

ウッドショックと住宅資材の値上がり、住宅価格の今後はどうらるの?

近年は、毎日のように物価の上昇や材料不足がテレビや新聞でも報道されています。

そこで、

???

住宅価格も上がっているの?今後はどうなるの?

そもそも、ウッドショックとはなに?

など、あなたの疑問や悩みを現在不動産業界で勤務している私が解決します。

円安、物価上昇の今だからこそ、
住宅資材高騰の原因を知り、現状を把握して、将来を見据える必要があります。

決して、安易に不動産関係の営業者からの言葉を真に受けて、便乗値上げした高額な住宅を購入してしまわない様にして欲しいと願うばかりです。
なお、本ページはプロモーションが含まれています。

ウッドショックとはなに?3つの原因を探る

そもそも、
ウッドショックとはどういうことでしょうか?

「ウッドショック」とは、
2021年3月頃から、住宅の柱や梁(はり)、土台などに使う木材の需給がひっ迫したことが原因で、木材不足から価格が高騰していることを言います。(「資材ショック」とも言われたりしています)

ちなみに、1970年代に「オイルショック」という原油価格の高騰に伴い、世界経済全体が大きな混乱を招いたことを真似て名付けられた言葉です。

さらに、

収束の見通しがたたないコロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻、そして数十年ぶりの円安と物価は上昇し続けていますね。

これらの複合的な要因により、建設資材や住宅機器もやはり高騰しているのです。

さて、「ウッドショック」の背景には、3つの大きな原因が考えられますので説明します。

建設資材の木材が減少

建設資材の元である木材が減少した原因には、森林大国のカナダで大規模な害虫被害が発生したことが根本にあります。

そこに、コロナ禍の影響を受け、労働者の減少により伐採が思うようにいかず、製材工場の稼働率は下がってしまったのです。

そのため、家を建てるための「木材」自体の供給が減少してしまったわけです。

しかしながら、現在は少しずつ回復の兆しが見えています。

海外の建築ラッシュ

住宅ローンの低金利政策が取られたことで、
今のうちに住宅を持ちたいと考える人は増加しました。

特に、経済大国のアメリカや中国では、
コロナ禍の影響を受けた市民がリモートワークとなり、郊外に新しく住宅を購入する家族が急増しました。

そのため、世界的に需給バランスが大きく崩れることになってしまいました。

日本は輸入に頼っていますから、十分な量の木材が入らなくなったのです。

運搬コンテナの不足

コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻により、
世界的に流通が圧迫され、運搬するためのコンテナ不足が起きています。

そのため、木材も含めて日本へ物を運べない状況となってしまいました。

2021年3月にスエズ運河で大型コンテナ船の座礁事故が発生したことも、日本へのコンテナ輸送の遅れに追い打ちをかけているのです。

現在、住宅価格も上がっているのか?今後は?

結論から述べますと、住宅価格は上がっています。

なぜなら、
「木材」の供給減少やコンテナ不足に拍車をかけて、銅やアルミニウムなど原材料費の高騰により住宅の材料価格が上昇しているからです。

住宅の材料価格の具体例

住宅の材料価格が上昇しているのはわかったけど、住宅価格はどれくらい上がるの?

という疑問がわくことでしょう。

例えば、

LIXILの主要商品の値上げ率ですが、最大で
住宅用サッシが10%程度、トイレが33%程度、ユニットバスルーム39%程度、キッチン11%程度となっています。

リンナイは、給湯機器や食器洗い乾燥機など10%の値上げです。

ですから、
値上げしたメーカーの製品を採用した場合、

✅水回りのリフォームだけの場合15万円程度
✅新築一戸建ての場合30万円程度

の工事費アップは見積もられています。

全建総連による「2022年夏の工事費に対しての値上がり率」に関する調査では、新築注文住宅価格は、
2500万円⇒2800万円程度
3000万円⇒3400万円程度
3500万円⇒4000万円程度
になっているのです。

今後も住宅価格は上昇するのか?

現在は、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響をモロに受けていますから、住宅価格が上昇しているのは理解できたと思います。

同じ広さ・仕様の家を建てるとしても以前よりは10~15%高くなっていますから…

では、
現在以降も住宅価格は上昇を続けるのでしょうか?

先ほど、LIXILやリンナイの主要商品の価格が急上昇していることを紹介しましたが、値上げ額だけを見ると新築一戸建ての場合では、建物本体工事費の2%~5%です。

そのため、住宅価格の影響は少ないように思えます。

しかしながら、住宅設備は、
2022夏以降、石油価格上昇や半導体不足の影響でより高くなっています!

また、円安が進んでおり、ほとんどの建築資材を輸入に頼っている日本では、

住宅価格は上がらざるを得ない状況

にあると言えるのです。

そのため、住宅購入を検討しようとしていた方は、今後も物価の上昇や建設業界の動向を気に留めていく必要があります。

ただし、

不動産業界からの不必要なあおりや勧誘に惑わされないようにしてください!

1つのハウスメーカーだけで購入を決めることなく、他社と比較することで自分のこだわり部分を生かせるマイホームが手に入ります。


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なお、この機会に
建売住宅と注文住宅との違いについても理解を深めてはいかがでしょうか?

ご興味のある方は、こちらを参考にしてください。
『【これで解決】建売住宅と注文住宅との違い!メリット・デメリット』

まとめ

今回は、
『ウッドショックと住宅資材の値上がり!住宅価格の今後はどうなる?』と題しまして、

・ウッドショックとはなに?3つの原因を探る
・現在、住宅価格も上がっているのか?今後は?

などの疑問や悩みに向けて説明しました。

「ウッドショック」とは、
住宅の柱や梁(はり)、土台などに使う木材の需給がひっ迫したことが原因で、木材の不足から価格が高騰していることでした。

「ウッドショック」の背景には、

・建設資材の木材が減少
・海外の建築ラッシュ
・運搬コンテナの不足

の3つの原因があり、内容を説明しました。

現在、住宅価格も上がっているのか?
という疑問には、住宅価格は上がっていますと回答しました。

今後も住宅価格は上昇するのか?では、
サッシ、トイレ、ユニットバスなど主要商品の価格が急上昇していることを紹介し、

住宅価格は上がらざるを得ない状況

にあると説明しました。

ただし、
「不動産業界からの不必要なあおりや勧誘に惑わされないようにしてください」と締めました。
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