住宅ローンの「団信」とは?その保証や保険料はどうなっているの?

不動産関係

「保険」と名のつくものには、
生命保険」、「火災保険」、「自動車保険」などと、さまざまな種類があります。

そして、
住宅を購入する際によく耳にするのが、
『団体信用生命保険』です。

そこで考えて頂きたいのは、
『団体信用生命保険(団信)』は、
「住宅ローン」を組む際に加入する保険であることがわかっているか?
ということです。

この記事を読むことで、

疑問
疑問

「団信のことが良くわからない!」

???
???

「団信の保証や保険料はどうなっているのかな?」

などのあなたの疑問を、不動産業界に6年間勤務しています私が解かりやすく説明しますので、ぜひ最後まで読んで頂きたく思います。

また、『住宅ローン』については別に記事で書いていますので、どうぞご参考にしてください。
『【知らないと大損】住宅ローン控除の適用期間、入居期限の延長』

住宅ローンの「団信」とは?その保証や保険料はどうなっているの?

「団信」とは、何か!

結論から述べます。

『団体信用生命保険(団信)』とは、
「万が一の際に、住宅ローンの残債の返済義務がなくなる」保険です。

保険には、「いざというときのための備え」として加入していると思いますが、

・万が一の際に保険金を受け取れる
・補償を得ることができる

というのが一般的な考え方です。

つまり、『団信』は、

万が一の際に、
「住宅ローンという負債をなかったことにできる!」

という保険なのです。

では、団体信用生命保険に加入していなかった場合のことを考えてみましょう!

例えば、

・ローンの返済義務は、
・相続人が、

とした場合、
ローンの返済義務を負っているが死亡すると、残された相続人であるがローンを相続して、返済しなければならないという最悪の事態になります。

相続放棄することも可能ですが、
それでは、住んでいる家も相続することができなくなってします。

ですから、

『団信』は、最悪の事態を防ぐための大切な保険と言えますね。

また、当然のことながら、
「団体信用生命保険の告知で嘘」をついた場合、万が一のときに保険が下りないおそれがあります。

なお、団体信用生命保険は、
住宅ローン利用時にしか加入できない!
ので、十分に注意してください。

「団信」の『保証』は、どうなっているのか?

団体信用生命保険で保障されるのは、
「死亡」や「高度障害」になった場合です!

さらに、
「三大疾病特約」や、一部の金融機関では「八大疾病特約」も用意されて、より保障を手厚くすることもできます。

ただし、
「金利」を上乗せすることになり、毎月の支払いは高くなりますので、注意してください!

しかし、通常は0.5~1.0程度の金利増加ですから、ガン家系やもしもの時のことを考えるなら保障をつけることをおすすめします。

「団信」の『保険料』は、どうなっているのか?

団体信用生命保険の『保険料』は、最初から、

「毎月のローン返済額」

に含まれていますので、一般の民間金融機関で住宅ローンを組んだ場合は、通常は別途支払う必要はありません!

ただし、
『保証』のところでも書きましたが、「死亡」や「高度障害」の一般団信以外に、「三大疾病特約」や「八大疾病特約」にかかった場合も保障される特約をつける場合は、注意が必要です。

通常は、
「金利」の上乗せという形で支払うことになりますから…

「三大疾病特約」や「八大疾病特約」とは?

『団体信用生命保険』は、
ローンの返済義務のある人が「死亡」や「高度障害」際、支払いができないために保障を受けられる制度だと説明しました。

そのため、
「特約」を付けることで、プラスαのケースで住宅ローンの残債を保険会社に肩代わりしてもらえるようになります。

それが、
「三大疾病特約」や「八大疾病特約」です。

「三大疾病特約」とは?

『三大疾病特約』とは、

「がん」
「急性心筋梗塞」
「脳卒中」

と診断などがなされた場合のための保障です。

「がん」の場合は、診断時に、
「急性心筋梗塞」や「脳卒中」の場合は、
一定期間就業不能状態が続いた場合
に、残債がゼロになるケースが多いです。

私の友人に、「大腸がん」と診断されて、残債がゼロとなった方がいます。

でも、その友人は手術を受けて「がん」を克服し、治ったのです。
残債ゼロとなるのですから、ある意味ラッキーと言えますね。

ということは、
日本人は2人に1人は「がん」にかかると言われていますので、「団信の特約」はご検討の価値があると思いませんか…

※参考:
厚生労働省「がんの罹患数と死亡数」
紹介と口コミだけで広がった、ほけんのトータルプロフェッショナル

「八大疾病特約」とは?

次に、『八大疾病特約』とは、

『三大疾病特約』の「がん」、「急性心筋梗塞」、「脳卒中」の3つに加えて、

「高血圧性疾患」
「糖尿病」
「慢性腎不全(じんふぜん)」
「肝硬変(かんこうへん)」
「慢性膵炎(すいえん)」

の5つについても保障される特約です。

これも、
一定期間就業不能状態が続いた場合に、
残債がゼロになるというケースが多いです。

最後に

今回は、

・これから住宅ローンを組んで自宅を購入しようと考えている人
・ご自宅を持っているけど「団信」のことが良くわからない人

に対して、参考になればということで、

『住宅ローンの「団信」とは?その保証や保険料はどうなっているの?』

という疑問に答えました。

「団信とは、何か!」では、

『団体信用生命保険(団信)』とは、
「万が一の際に、住宅ローンの残債の返済義務がなくなる」保険であることを、

 

「団信の保証や保険料はどうなっているのか?」では、

団体信用生命保険で保障されるのは、
「死亡」や「高度障害」になった場合であり、「金利」を上乗せすることで、「三大疾病特約」や、一部の金融機関では「八大疾病特約」も用意されていて、保障を手厚くすることもできることを、

また、

団体信用生命保険の『保険料』は、

「毎月のローン返済額」

に含まれていますので、一般の民間金融機関で住宅ローンを組んだ場合は、通常、別途支払う必要は無い!

という説明をしました。

 

また、団体信用生命保険の注意点としては、

「住宅ローン利用時にしか加入できない!」

ということですね。また、

「団体信用生命保険の告知で嘘をついた場合、万が一のときに保険が下りないおそれがある!」

ということは気を付けてください。


ほけんのトータルプロフェッショナル

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