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【情報提供】超簡単に自衛隊のボーナス制度と支給額が解る方法

自衛隊の『ボーナス』は、
「在職期間」や「勤務成績」をもとに支給額が決定され、階級や役職によって異なります。

注意すべきことは、詳細な金額や支給条件は年度や自衛隊の内規によって変わる点です。

年に2回、6月30日12月10日に『ボーナス』は支給されますが、通常は明細書の「支給合計額」を見るだけだと思います。

そこで、
支給額はどのように計算されているのか❓
を例題も用いてわかりやすく説明しますので、自衛隊OBの私と確認してみましょう。

自衛隊のボーナス制度

自衛官は、「特別職国家公務員」という公務員です。
階級だけでは無く職務も特別なこともあり、自衛隊特有の給与体系があります。

まずは、『ボーナス』の算出のしかたですが、

ボーナス = 期末手当 + 勤勉手当

で求めることができます。

なお、ボーナスの基準日は、
6月支給分は6月1日となり、12月支給分は12月1日となります。

超簡単に支給額が解る方法

それでは、
「期末手当」「勤勉手当」の計算のやり方を説明します。

なお、今回は、通常に勤務している人を対象にしており、停職、休職、育児休業などは考慮していません。
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「期末手当」の計算

『期末手当』とは、
「各職員の在職期間に応じて支給される手当」
のことです。

期末手当=
[ 基礎額 ] × 支給割合 × 在職期間割合

で算出します。

図を見ながら、計算例を示します。
特に、赤丸部分を見てください。

・給料月額 350,000円
・扶養手当 16,500円(配偶者6,500円,小学生の子1人10,000円)
・地域手当 3.0%
・職務段階別加算割合 無し

[基礎額] × 支給割合 × 在職期間割合
に当てはめてみましょう。

[(350,000+16,500)+
{(350,000+16,500)× 3.0% }  ]
×1.25 × 100/100
=[366,500+10,995] × 1.25 × 1
=471,868

以上で期末手当を求めることができました。
①期末手当=471,868円

※1円未満の端数が生じた場合にはこれを切り捨てる

「勤勉手当」の計算

『勤勉手当』とは、
「各職員の勤務成績に応じて支給される手当」のことです。

勤勉手当=
[ 基礎額 ] × 期間率 × 支給割合

で算出します。

図を見ながら、
[基礎額] × 期間率 × 支給割合
に当てはめてみましょう。

[ 350,000 +( 350,000×3.0%) ]
× 100/100 × 0.7
=[350,000+10,500] × 1 × 0.7
=252,350

以上で勤勉手当を求めることができました。
②勤勉手当=252,350円

さて、支給額はいくら?

ボーナスの支給額は、

ボーナス = 期末手当 + 勤勉手当

で求められますから、先ほどの金額を合計しますと、

①期末手当②勤勉手当
471,868 + 252,350
=724,218

となります。

「計算のやり方」から解ることは、
キチンと在職し、普通に勤務して評価が下がらない様にしないといけない!ということですね。

なお、私が陸上自衛官でしたので、自衛官のボーナスアップの秘訣は別の記事で書いていますのでどうぞご参考にしてください。
『【自衛隊の賞与】ボーナスをアップするための5つのワザ!』

ボーナス計算のまとめ

今回は、

『【情報提供】超簡単に自衛隊のボーナス制度と支給額が解る方法』

と題しまして、ボーナスはどのように計算されているのか?について、例題も用いてわかりやすく解説してみました。

『ボーナス』のポイントは、
「在職期間」や「勤務成績」をもとに支給額が決定されるため、

ボーナス = 期末手当 + 勤勉手当

で求めることになるので、
キチンと在職し、普通に勤務して評価が下がらない様にしないといけない!ということでした。

なお、
一般公務員の「期末・勤勉手当の支給割合」は次の様に決まっています。
今回は、赤枠の6月期を使用しました。

最後まで読んで頂きありがとうございました

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