
「最近、5Gって聞くけど
正直よくわからないな!」

「そもそも5Gって何?」
などと思われているあなたの疑問を解決します。
実は私、ちょっとですが通信関係の技術には自信があります。
という国家資格を持っていますので、近年よく耳にする【5G】について、
メリットとデメリットを含めてわかりやすく説明しますね。
そもそも5Gとは
5Gは「ファイブジー」と読みますが、
「5th Generation」の略語で、「第5世代移動通信システム」を意味しています。(5人のジーさんではありません。)
そして、
WiFi機器によってはアクセスポイント名に
5Gと表記されこともあり混同しがちです。
しかし、全く別物です。(WiFiの5Gは周波数のことを示しており、5GHz帯を指しているわけですから)
さて、
「第5世代移動通信システム」というから
には当然1~4の世代があるわけで、簡単に説明しますと、
・2G:1990年代、通信がアナログからデジタルに移行し、インターネットへの接続が開始
・3G:2000年代、通信の高速化が可能になりモバイル機器でのインターネット接続が一般化
・4G:2010年代、LTEという高速化技術とスマートフォンにより生活やビジネスの利便性が向上
と、こんな感じです。
5G導入のきっかけは、
昨今でもインターネット上のデータ情報量のトラフィックが増加していること、
IoT機器やデバイスの普及・進化
などが影響しているようです。
5Gの特徴、4Gとの違いは
4Gでも十分な速度だと感じている私ですが、便利になるならそれはそれでありがたいと思います。
5Gの特徴ですが、4Gと比較してみると
違いがわかると思います。
・同時に多数の機器と接続が可能
・遅延の減少と信頼性の向上
以上、違いは大きく分けて3つです。
それぞれについて簡単に説明します。
高速で大容量の通信が可能(通信速度が格段に上がる)
4Gの通信速度は100Mbps~1Gbpsです。
それが、5Gでは最大100Gbpsですから、
計算上は「100倍以上」早くなると言われています。
4Gなら10秒かかるデータ通信も
5Gであれば0.1秒未満、一瞬で終わるわけですから、ダウンロード時における「待つ時間」が限りなく少なくなります。
同時に多数の機器と接続が可能
IoTの普及に伴って、スマホやパソコンだけでなく、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などワイヤレスの通信を利用する機器が増大しています。
今はまだ対応できないような同時接続でも、
5Gでは接続可能になります。
住宅環境内だけでなく工場にもIoTが普及すれば、生産性や安全性の向上も期待できます。
ちなみに、IoTは”Internet of Things”の略で「モノのインターネット」と訳されています。読み方はアイオーティーです。
「モノのインターネット」とはモノがインターネット経由で通信することを意味します。
遅延の減少と信頼性の向上
スマホやパソコンで動画再生中、音や画像がズレることはありませんか?
4Gでは10msの遅延がありますが、5Gでは1msに改善されます。
遅延が少なくなることでリアルタイムにデータを送受信できるようになり、音や画像がズレることが少なくなります。
ということは、
医療機器用ロボットなどの遠隔操作等においても遅延が少なくなればなるほど信頼性が向上します。
5Gから見える未来、メリットとデメリット!
現在でも、ネットワークなど発展し、
VR(Virtual Reality=仮想現実)、
AR(Augmented Reality=拡張現実)、
MR(Mixed Realty=複合現実)
などは利用されています。
それが、
送信できるデータ量が大きくなり遅延も減れば、今まで以上にゲームや娯楽に使われるだけではなく、医療や産業の分野への貢献が期待できます。
このようなメリットもあればデメリットもあると考えています。(私見が入っていますのでご了承願います)
まず、メリットについて3つ書いてみます。
動画が当たり前に
今までWebページでは文字や静止画像が主でしたが、最近ではYouTubeのように動画によるコンテンツが非常に多くなりました。
5Gになれば動画もサクサクと動くようになるわけですから、動きが無いものでは物足りなく感じてしまうでしょう。(3Dの動画が目の前に現れるかも)
いつでも大容量データが取り扱えると想像すると大容量記憶領域を必要とするデバイスが必要ではなくなるかもしれません。
IoT技術の進化でさらに便利に
最近のテレビで某自動車会社が宣伝している乗用車の自動運転、今まで上空から見ることが出来なかった場所を撮影できるドローン、医療系技術、ロボットやAIなど、最先端の技術がさらに進化します。
データ通信が高速化し、同時接続数が増え、遅延が減るということは無線でも有線と同じ様に扱えるわけですから、コード(有線)という概念が無くなるかもしれません。
新たなデバイスの登場
今では子供から高齢者までスマホやタブレットを使いますが、ほんの10年前までは想像もできないことでした。
5Gによって、今では考えれない便利な新しいデバイス(品物など)が登場することでしょう。たとえば、バーチャル彼女像(彼氏像)も表示される様になるかもしれません。
続いて予想されるデメリットについて3つ書いてみます。
情報漏洩リスクが増大
IoTは多くの機器がWebカメラや位置情報に接続することで利便性を発揮しますが、逆にその分だけ攻撃者にとっては情報量が増えていき、情報漏洩の影響度は上がっていきます。
企業においても個人においても個人情報等の情報が漏洩しないようにセキュリティ対策が必須となります。
サイバー攻撃の増大
サイバー攻撃は、ずっと以前は、何らかのトラブルを引き起こして世の中を騒がせて楽しむ愉快犯のようなケースが多かったのですが、
昨今は、企業の情報を奪って金銭的なメリットを得るために行われることもあり、情報の改竄や消去させることで組織にダメージを与えたりする計画的なものもあります。
サイバー攻撃については別のブログで発信する予定ですが、今後は5Gのメリットをうまく活かして成果をしっかり得ながらも、セキュリティ対策に力を入れて安心して企業活動ができる環境を維持・整備することが重要と言えるでしょう。
人体への影響は?
5Gによる健康への影響で主に懸念されているのは、大幅な高速化を実現するとされる高周波数帯「ミリ波」の技術です。
ミリ波による通信の問題は、通信キャリアが従来から利用している低周波数帯と比べて、その特徴からまっすぐ電波が進むので障害物の影響を大きく受けるため、長距離通信の信頼性が劣る点にあります。
それゆえ、ミリ波の周波数帯で高い信頼性を提供するには、アクセスポイントを大量に設置しなくてはなりません。
今まで以上あちこちに電波を発生する場所が増えるわけですから、「心臓」「免疫系」「癌」などへの影響が心配されているのです。
しかしながら、
ミリ波を利用できるエリアを通信キャリアが増やしたとしても、それほど心配する必要はないと研究者は言っています。
理由は、「可視光やミリ波、その他の電波は非電離放射線と呼ばれ、分子結合を破壊することはない。従来の放送用周波数帯よりは高い周波数だが、可視光ほど高くはなく、短波紫外線やX線、ガンマ線など、電離放射線と比べれば、はるかに低い周波数である。」ということらしいです。
私からは自己防護のために、5G対応スマートフォンは身体から出来るだけ離すことをおすすめしたいです。例えば、
自分の身は自分で守りましょう!
最後に
今回は、
「そもそも5Gって何?その特徴と未来の予想」という内容で書かせて頂きました。
2020年3月には一部の地域で通信会社各社が5Gのサービスを開始しています。
しかしながら、
日本全体で地域をカバーするのは2024年ごろになると言われています。
つい20年前はFAX、ポケベル、PHSが流行り、10年前にはガラケーからスマートフォンに変化して、今や無料で音声や動画で通話できる時代です。
5Gによって今感じている当たり前は古いものとなり、きっと新しいコミュニケーションツールがお目見えすることでしょう。非常に楽しみです。
ポチッ!
とすればすぐに画像やバーチャル像が現れるような未来には「ダウンロード」という言葉は死語になるかもしれませんね。
ただし、
メリットもあればデメリットもあるということも忘れないでください。
新しい技術に順応できる姿勢や態度を持ち続けて、私と一緒に勉強しましょう!
いつやりますか?「今でしょう!」(笑)
最後まで読んで頂きありがとうございました
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